20050系 |
1992年に登場した20000系の増備型。日比谷線03系のそれにあわせて、両端2両ずつは5扉になっています。 VVVFインバータ制御を東武の通勤車両で初めて本格採用したり、ドア上にテレビ画面を用いた案内装置をつけたりと、最新設備が整っていました。現在はその案内装置は撤去されてしまい、代わりに50000系統と同様のLEDが設置されています。 日比谷線直通系統の20m4扉車7両編成化に伴い、2017年7月から70000系による20000系統の置き換えが始まっていますが、その置換えられた20000系列は改造の上、地方線区の8000系や6050系の代替に用いられることになりました。殆ど廃車となっている20000系と異なり、20050系と20070系は大部分が再利用されることになりましたが、元が5扉の車両が混ざっているので改造は大規模な物となり、見た目も癖のある車両が出来上がっているのが面白い所です。また、廃車になった車両のうち4両はアルピコ交通へと譲渡され、第2の人生を送る事になりました。 上写真は21857F、西新井にて。 |
簡単な年表 1992年 登場 |
最終更新:2022/4/23 【編成別】54F,55F,56F(1枚)追加。 【形式別】21855を追加。 |
〜編成別〜
クハ21850 | 21855(館林) |
21858(草加) |
モハ22850 | 22858(草加) |
|
クハ28850 | 28854(西新井) |
ドア LED有 | ドア LED無 | 台車 | 標識灯 | 5ドア表示 | 車内 5扉車 |
車内 3扉車 | 座 席 | 扉上案内表示 | 貫通扉 | 転落防止幌 | |
車外スピーカー | 締切表示 | 日比谷線直通表示 | ロゴ |
北越谷 | 東武動物公園 | 南栗橋 |
・20050系走行音 【東京メトロ日比谷線】広尾〜六本木(2分58秒:968KB) 9050系と全く同じ音。日比谷線は速度を出す区間とそうでない区間がまちまちなので、収録は困難を極めます。録る路線にこだわらないのなら伊勢崎線で収録した方がよいかと。 |
・20050系車載ブザー(伊勢崎線内) 東京メトロの車両に搭載されている発車ブザーと同じようなものですが、ブザーの音量が小さく、ドアを閉め始めるとその瞬間に放送が止まるのが違い。日比谷線内と東武線内で、放送の声が変わります。 11秒(968KB) |
・20050系ドア開閉(youtube) 日比谷線直通用の多扉車20050系。導入当初は扉の上にモニターで案内表示を行う車両として、有楽町線直通用の9050系ともども先進的な車両でした。その案内表示は故障が頻発したことから後に撤去されてしまっていますが、現在の車両に標準装備されているテレビモニター式の案内表示が実は大分前からこの車両についていた、という事実は案外知らない方も多いのではないでしょうか(まぁ、広告用でよければもっと前から山手線の205系に実装されていたようですが・・・)。 前置きが長くなりましたが、そんな20050系の扉は基本的にそれまでの東武の車両と変わりません。ただ、化粧板の色調が変わったこととドアチャイムが設置されたことが大きな違い。これはほぼ同時期に登場した9050系でも同です。 |
|
・21852F 北千住発車(youtube) 20050系は、日比谷線直通用に製造された18m3扉車20000系の改良型で、混雑対策のため、先頭から2両ずつが5扉車に変更されました。また、VVVFインバータ制御も採用し、さらには扉の上にはテレビモニターを用いた案内表示が設置される(現在は普通のLEDに交換)など、革新的な存在でした。個人的にもとても好きな車両の一つだったりします。 今後、日比谷線および直通用の東武鉄道の車両として20m7両編成の新型車両の導入が決まっているので、今後が心配な車両でもあります。5扉故、他線への譲渡も難しいでしょうし。 |
|
・21855F 入谷到着〜発車(youtube) 20400系への改造が進む20000系列。20050系からの改造車には元々5扉だった車両も含まれているので、その改造も大規模な物となっています。20400系になっても東洋GTOのまま変わっていないのは趣味的には嬉しいのですが、やはり堂々の8連の姿を映像に収めたいと思ったので、比較的すいている駅に出向いてきました。 |