30000系
伊勢崎線と東京メトロ(当時は営団地下鉄)半蔵門線との直通計画が持ち上がってしばらくしたころ、東武鉄道はやる気を出して直通対応車を作ってしまいました。それがこの30000系。半蔵門線および東急田園都市線は基本的に10両編成であるため10両編成を作る事が求められましたが、基本的に伊勢崎線は6両編成で運転しているため6両編成と4両編成を分割して製造。半蔵門線開業時にそれらをつなげて10両編成を作る、という形としました。

しかし、実際に直通運転が始まると、10両固定編成でない事から弱冷房車や車椅子スペースの位置、乗車位置などが他の車両と変わってしまい、運用上少々扱いづらい存在となってしまったようで、直通後に導入された50050系に役目を譲り、6両と4両に戻して本線系統の8000系等の代替に充てられる事になってしまいました。

そんな状況を経て、現在は6+4の10両固定編成化改造を施された上で全編成が東上線へ転属。何だか波乱万丈な人生を歩んでいる車両な気がします。

上写真は31407F。鶴瀬にて。
簡単な年表
1997年 登場
2003.3.19 東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線との直通運用開始
2003.3.19 直通記念列車運転
2006年  50050系登場
最終更新:2022/5/17
【編成別】602F,603F,605F,606F,609F,613F,614F,407F(1枚)、406F(2枚)を追加。
【Others】標識灯を置き換え、ドア(○囲い無し)を追加。
【映像】坂戸発着を追加。
【その他】3枚追加。



〜編成別(6連)〜
31601F
清澄白河行き
二子玉川
急行 押上行き
二子玉川
普通 北越谷行
曳舟
普通 北千住行
曳舟
区準 浅草行き
小菅
準急 伊勢崎行
新越谷
準急 新栃木行
西新井
31602F
中央林間行き
溝の口
急行 久喜行き
曳舟
準急 池袋行き
川越市
31603F
久喜行き
宮崎台
急行 押上行き
二子玉川
中央林間行き
錦糸町
快速 小川町行
坂戸
31604F
急行 押上行き
二子玉川
中央林間行き
pal-system
溝の口
急行 南栗橋行
曳舟
急行 池袋行き
中板橋
普通 池袋行き
子供自然動物公園
朝霞
31605F
清澄白河行き
豊洲スター化計画
梶ヶ谷
中央林間行き
溝の口
急行 南栗橋行
曳舟
急行 久喜行
曳舟
清澄白河行き
溝の口
中央林間行き
二子玉川
中央林間行き
長津田
急行 久喜行き
曳舟
普通 池袋行き
中板橋
快速 小川町行
坂戸
31606F
長津田行き
溝の口
南栗橋行き
二子玉川
急行 南栗橋行
曳舟
急行 中央林間
曳舟
中央林間行き
錦糸町
急行 久喜行き
九段下
南栗橋 普通 池袋行き
みずほ台
31607F
急行 久喜行き
曳舟
中央林間行き
溝の口
臨時
隅田川花火号
北千住
臨時
隅田川花火号
北千住
普通 浅草行き
曳舟
普通 北千住行
曳舟
区準 久喜行き
梅島
普通 成増行き
中板橋
準急 池袋行き
中板橋
準急 森林公園
池袋
31608F
区準 動物公園
曳舟
普通 浅草行き
北千住〜牛田
普通 成増行き
中板橋
31609F
押上行き
東武動物公園
二子玉川
急行 中央林間
東武動物公園
曳舟
南栗橋行き
東武動物公園
溝の口
準急 中央林間
曳舟
急行 久喜行き
曳舟
急行 池袋行き
坂戸
31610F
急行 中央林間
曳舟
急行 久喜行き
曳舟
急行 久喜行き
曳舟
急行 南栗橋行
小菅
急行 池袋行き
中板橋
31611F
区準 浅草行き
曳舟
普通 浅草行き
曳舟
区準 動物公園
曳舟
普通 志木行き
朝霞台
普通 池袋行き
大山
準急 池袋行き
中板橋
普通 川越市行
中板橋
急行 森林公園
坂戸
31612F
区準 動物公園
曳舟
区準 浅草行き
曳舟
区準 久喜行き
小菅
区準 浅草行き
小菅
区準 久喜行き
梅島
快速 小川町行
坂戸
準急 池袋行き
中板橋
31613F
準急 太田行き
館林
区準 浅草行き
曳舟
区急 浅草行き
曳舟
区準 浅草行き
梅島
区準 浅草行き
梅島
準急 森林公園
坂戸
準急 川越市行
鶴瀬
31614F
普通 池袋行き
中板橋
快速 池袋行き
ふじみ野
31615F
急行 中央林間
曳舟
急行 南栗橋行
曳舟
急行 久喜行き
東武ワールドスクウェア
曳舟
急行 池袋行き
中板橋


〜編成別(4連)〜
31401F
急行 押上行き
二子玉川
普通 池袋行き
中板橋
31402F
久喜行き
溝の口
急行 中央林間
二子玉川
清澄白河行き
溝の口
31403F
急行 押上行き
二子玉川
準急 川越市行
中板橋
31404F
急行 押上行き
二子玉川
中央林間行き
pal-system
溝の口
久喜行き
たまプラーザ
普通 池袋行き
子供動物自然公園
朝霞
31405F
南栗橋行き
宮崎台
急行 南栗橋行
曳舟
急行 久喜行き
曳舟
急行 池袋行き
朝霞台
普通 志木行き
朝霞台
快速 小川町行
中板橋
31406F
南栗橋行き
二子玉川
急行 南栗橋行
曳舟
中央林間行き
二子玉川
急行 久喜行き
梅島
普通 川越市行
川越市
普通 池袋行き
みずほ台
31407F
急行 押上行き
二子玉川
中央林間行き
溝の口
普通 成増行き
中板橋
準急 池袋行き
中板橋

業平橋
準急 森林公園
鶴瀬
31408F
急行 中央林間
二子玉川
中央林間行き
溝の口
普通 成増行き
中板橋
31409F
南栗橋行き
東武動物公園
溝の口
急行 中央林間
曳舟
南栗橋行き
高津

南栗橋
31410F
急行 久喜行き
曳舟
急行 南栗橋行
小菅
急行 池袋行き
中板橋
31411F
区準 南栗橋行
東武動物公園
中央林間行き
宮崎台
普通 志木行き
朝霞台
普通 池袋行き
朝霞台
普通 池袋行き
大山
準急 池袋行き
中板橋
普通 川越市行
中板橋
31412F
区準 中央林間
東武動物公園
区準 動物公園
春日部
普通 北千住行
曳舟
31413F
区急 館林行き
曳舟
31414F
準急 森林公園
中板橋
31415F
南栗橋行き
二子玉川
急行 久喜行き
東武ワールドスクウェア
曳舟
急行 清澄白河
高津
区準 浅草行き
東向島
区準 久喜行き
浅草
区準 久喜行き
浅草
普通 成増行き
中板橋


〜形式別〜
クハ31600
31609(南栗橋)
モハ32600
32604(二子新地)

32609(南栗橋)
モハ33600
33604(二子新地)

33609(南栗橋)

33615(曳舟)
モハ34600
34604(二子新地)

34604(曳舟)

34609(南栗橋)


〜Others〜
ドア LED無 ドア LED有 車内 前期 車内 後期 貫通扉 台車
パンタグラフ 転落防止幌 製造表示
アルナ工機
標識灯扉上案内表示中間改造部分
ドア LED有
扉番号〇囲い無し


〜ヘッドマーク・ラッピングなど〜
隅田川花火号
31607F
埼玉県
こども動物自然公園
31*04F
豊洲スター化計画
31*05F
東武動物公園
31*15F
東武動物公園
31*09F
pal-system
31*04F
東武ワールド
スクウェア
31*15F


〜行先表示〜
区準 南栗橋 区準 動物公園 久喜 区準 浅草 急行 南栗橋 普通 竹ノ塚
急行 長津田
半蔵門線直通
準急 中央林間
半蔵門線直通
中央林間 急行 久喜 普通 北千住 清澄白河
急行 中央林間
半蔵門線直通
普通 池袋普通 成増普通 川越市準急 森林公園


〜車両の音〜
・30000系走行音

【東急田園都市線】駒沢大学〜三軒茶屋(1分52秒)
【東急田園都市線】三軒茶屋〜池尻大橋(1分42秒:555KB)
【東急田園都市線】池尻大橋〜渋谷(2分36秒:850KB)

【東京メトロ半蔵門線】錦糸町〜住吉(1分34秒)

30000系は東急田園都市線内ではその性能をフルに発揮しているので急停車になることも多く、少し心配な存在でもあります。走行音は他社では京王1000系くらいでしか聞いたことがない音(東武では250系が同様の走行音でしたが現在は更新済み)で、日立製のIGBT-VVVFです。



〜映像〜

・31*03F 坂戸発着(youtube)

半蔵門線の運用から撤退して、10両固定化されて東上線で運行されている30000系。このモーターも今となっては貴重な気がしますが、東武が機器更新をする未来が今の所見えないのでまだ暫くは聞けるのではないでしょうか。


・31*05F 下板橋発着(youtube)

編成番号は動画内に記載しています。

モーターは初期の日立IGBTで、かつては京王1000系に同系統の音を出す車両がいましたが、現在そちらは全て更新されてしまっているので、結果としてこれも貴重な音になってしまいました。ただの予想とはいえ、東武が30000系にすぐに機器更新を施すとは思えないので、のんびり見れるうちにどうぞ。


・31*06F 永田町発車(youtube)

半蔵門線直通用に製造されたものの、50050系に押されてすっかり少数派になってしまった30000系。一部は東上線に転属するなど動きの多い車両です。

その30000系にたまたま半蔵門線で乗れたので録った映像。大学通学時はまだたくさん走っていたんですけどねぇ。


・31606F 三軒茶屋発車(youtube)

反対ホームに偶々30000系がやってきたので録画したものになります。地下運用から撤退する撤退すると言われ続けるも地道に残り続ける30000系ですが、地下区間を走っている姿を見る早いうちに済ませておくべきなのかもしれません。

・30000系ドア開閉ドアチャイム無し(youtube)

もともと地下鉄半蔵門線直通用に導入されたはずの30000系ですが、6+4で10両編成としていたことから、分割して本線での旧型車の置き換えに充てられたり、半蔵門線および田園都市線で扱いづらい存在になったり・・・といった形で、現在では殆ど田園都市線では運用されなくなってしまいました。挙句の果てには6+4が10両固定扱いになった上で東上線に転属したりしています。忙しい車両です。

尚、ドアチャイムはあるはずなのですがこの時はなりませんでした。車掌側に10030系が連結されていたのでそれが理由なのかもしれません。



〜風景・並び〜
二子新地二子玉川二子新地二子玉川春日部南栗橋
南栗橋南栗橋南栗橋 南栗橋南栗橋南栗橋
南栗橋南栗橋


〜その他〜
坂戸北千住北千住

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