1000系
3000系の置き換え、および井の頭線の車両の大型化の為に1996年に導入された車両で、井の頭線初の20m4扉車となります。何段階かに分けて製造されたため、車両により様々なパターンがありましたが、後の更新である程度パターンは統一されてしまいました。また、2008年以降に増備された最終増備車は車体の工法が根本的に異なっています。

現在、井の頭線は全てこの車両で運行されていますが、3000系時代からの特徴である「七色の車両」というコンセプトは受け継いでおり、井の頭線のイメージは今も損なわれていません。

上写真は吉祥寺にて。
簡単な年表
1996年 登場
2008年 20番台が登場
最終更新:2023/10/19
【編成】51枚追加。 【ラッピング(周年)】井の頭線急行50thに2枚、レインボー10th、井の頭線90thを追加。
【ラッピング(迎春)】2枚追加。
【ラッピング(あじさい)】2枚追加。
【ラッピング(その他)】3枚追加。
【風景】15枚追加。
【その他】3枚追加。



1000系および3000系における"七色の電車"の姿。この7色はただランダムに塗っている訳では無く、編成番号(←の場合4)を7で割った余りの数に対応して色を決定しています。
1.ブルーグリーン 2.アイボリー 3.サーモンピンク 
4.ライトグリーン 5.バイオレット 6.ベージュ 0.ライトブルー

要するに、計算して1余ればブルーグリーンになる、という形になります。

撮影場所:永福町
ところがどういう訳か、20番台で1本目のベージュとなる筈の1727Fはオレンジ色の出で立ちで登場しました。何故変更されたのかはよくわかりませんが、遠目にはアイボリーとベージュの色味が似ていたからかなぁ、と予想しています。ベージュの代替となるからか、公式の名称は「オレンジベージュ」。ベージュというには無理がありそうですが。

撮影場所:永福町
ブルーグリーンの編成として登場した1729Fは、2012年10月より、井の頭線のイメージカラーである「レインボー」の帯を纏った姿になり、沿線の名所などを表現したステッカーを張り付けた姿になりました。前面の塗装もブルーグリーンから変更されて白色(アイボリーとも異なる)となっています。当初は期間限定の予定だった様ですが、好評なのかその後ずっとこの色のまま推移しています。

撮影地:吉祥寺


1000系 編成写真

撮影数が非常に多いため、編成写真を分割いたします。

0番台:5連×15本
20番台:5連×14本



〜形式別〜
1000系の編成構成について

←渋谷 吉祥寺→
クハ1750 - デハ1100 - サハ1500 - デハ1000 - クハ1700(2M3T)…1010Fまで
クハ1750 - デハ1100 - デハ1050 - デハ1000 - クハ1700(3M2T)…1011F以降

合計6形式が存在することになります。
もっと細かく分けると1721F以降は車体の作りが違いますし、
走行装置もそれ以前の編成で4種類もありますので、実際は種類がこれよりも増えますが。。
クハ1750
1751(永福町)

1752(永福町)

1755(永福町)

1756(永福町)

1757(永福町)

1758(永福町)

1761(永福町)

1763(永福町)

1765(永福町)

1771(永福町)

1772(永福町)

1777(永福町)
デハ1100
1102(永福町)

1106(永福町)

1121(永福町)

1122(永福町)

1127(永福町)
サハ1500
1507(永福町)
デハ1050
1071(永福町)

1077(永福町)
デハ1000
1006(永福町)

1021(永福町)

1029(永福町)

1033(永福町)
クハ1700
1702(永福町)

1707(永福町)

1710(永福町)

1721(永福町)

1722(永福町)

1727(永福町)

1731(永福町)

1734(永福町)


〜ラッピング・ロゴなど〜
レインボートレイン
(1729F)
東京五輪2020
(1721F)
周年
1000系25周年 井の頭線急行50周年
レインボートレイン10周年 井の頭線90th
迎春
あじさい
その他
京王ポケモン
パズルラリー
0.3カラットの
分岐点
HOLIC ポカリスエット


〜ドア〜
ドア LED有り ドア LED無し ドア LED有り
黄帯有り
ドア LED無し
黄帯有り
ドア
1721F以降
ドア
1721F以降
注意表記有り
ドア 更新 ドア LED有り
黄帯有り
注意表記有り
ドア LED無し
黄帯有り
注意表記有り


〜Others〜
側灯 前部標識灯 運転台 吊り革 車椅子スペース 台車
車外スピーカー パンタグラフ 転落防止幌 扉上案内表示
LCD
扉上案内表示
LED
急行灯
空調 車外スピーカー VVVFインバータ
20番台 日立
断流器箱 VVVFインバータ
0番台 東洋更新


〜行先表示〜
3色
各停 吉祥寺急行 吉祥寺各停 渋谷急行 渋谷
フルカラー
各停 吉祥寺急行 吉祥寺急行 渋谷 永福町で
各停と接続
次は下北沢次は久我山
各停 渋谷回送次は明大前 渋谷まで先着次は永福町


〜車両の音〜
・1000系0番台 東洋IGBT走行音

【井の頭線】永福町〜西永福(1分26秒:469KB)

東洋IGBTの車両も存在します。ごく標準的な音で、京成3000系統、205系5000番台、京急2100形(更新後)などと同じ。個人的には、趣味的には面白くない音だと思ってます。

・1000系0番台 日立IGBT走行音

【井の頭線】久我山〜三鷹台(1分34秒:511KB)
【井の頭線】高井戸〜西永福(1分18秒:425KB)

こちら、日立IGBTの車両の走行音。東武30000系とほとんど同じ音ですが、微妙に最初の部分の音程が異なります。1000系のモーターの中で全国的には一番レアな音だと言えそうです。

・1000系0番台 東洋GTO走行音

【井の頭線】西永福〜浜田山(1分18秒:429KB)

こちらは最も基本となる東洋GTOの走行音。京成3700形、東急1000系、東武9050系などで聞けるおなじみの音ですね。

・1000系20番台 日立IGBT走行音

【井の頭線】神泉〜駒場東大前(1分31秒:495KB)
【井の頭線】永福町〜久我山(4分9秒:1.31MB)

最新タイプ(1721F以降)の走行音。日立IGBTとなります。
非常に静かなので、ちょっと収録しにくいかもしれません。



〜映像〜

・1715F東洋IGBT新代田発車(youtube)

京王1000系のうち20番台を除いた編成は、東洋GTO、日立初期型IGBT、東洋IGBTの3種類がありました。これらの車両は更新と同時にモーターを換装されてしまっており、この動画の物とはまた別の東洋IGBTに変更されています。少なくともこのIGBTはまだ取り換えるほど古くないように思うのですが…。


・1000系東洋新IGBT新代田発着(youtube)

京王1000系のうち20番台を除いた編成は、東洋GTO、日立初期型IGBT、東洋IGBTの3種類がありました。このうち、東洋IGBT以外の2者は既に更新とモーターの換装を受けており、現在では出会えなくなってしまっています。更新後は東洋IGBT(元々それで登場した編成とは別のもの)になりました。よく聞く音と違うので、何だか新鮮です。


・1000系日立IGBT新代田発着(youtube)

1000系の増備車として登場した20番台は、それまでの車両と車体構造が全く異なっており、モーターも変更されて日立の後期型IGBTになりました。何となく三菱っぽい音のようにも聞こえる(個人的に、ですが)のですが、停車直前の「あの音」で日立だとわかります。
動画に登場する1729Fは、虹色の帯をまとった華やかな編成。てっきり期間限定のラッピングだったと思っていたのですが、この状態になってから長い月日が流れています。


・1000系のモーターいろいろ 明大前にて(youtube)

京王1000系は、登場から今に至るまでに様々なモーターを採用していました。

東洋GTO…1701〜1710F(奇数車)
日立3レベルIGBT…1701〜1710F(偶数車)
東洋IGBT…1711〜1715F
日立2レベルIGBT…1721F以降

このうち、1715Fまでの編成は2023年時点では全て更新されています。最も、東洋IGBTで登場した編成に関してはモーターは交換する程古くないと思うのですが、他の編成との兼ね合いもあるのでしょう。

更新後のモーター音は東洋IGBTに統一されていますが、全閉モーターおよびハイブリッド・ベクトル制御により、音の聞こえ方が異なっています。こちらも、1710Fまでの編成とそれ以降の元々東洋IGBTで登場した編成で音の聞こえ方が異なっているようです。



〜風景・並び〜
紛らわしい2色 紛らわしくない2色
永福町永福町吉祥寺吉祥寺吉祥寺永福町
吉祥寺吉祥寺新代田永福町永福町永福町
下北沢下北沢下北沢下北沢下北沢下北沢
渋谷渋谷永福町永福町永福町永福町
永福町永福町永福町


〜その他〜
多摩動物公園れーるランドれーるランドれーるランド

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