3000形
3150形・3200形3300形3500形未更新車の置き換えを主目的として登場した車両で、現在の京成グループの車両は基本的にこの車両をベースに製造されています(3050形、北総7500形、千葉NT9200形、新京成N800形が該当)。3008Fで純電気ブレーキを試験採用し、4次車から本格採用に至っています。

当初は3200形等のいわゆる「赤電」が主な置き換え対象となっていたため6両編成が数多く導入され、運用も各駅停車が主となっていましたが、後に8連も多数製造され、3050形に混ざってスカイアクセスの運用にも当たり前のように充当されていました(現在は3100形の登場によって運用数に余裕が出来たため滅多に入らなくなったようです)。

3026F以降の編成は3050形をベースに内装も多少グレードアップした物の、一般人目線では目立った進化も無いまま2019年まで製造が続いた非常に息の長いシリーズになり、結果的に日本全国的に見ても有数の長期間製造された車両の一つとなりました。

左写真は3007F、大神宮下にて。
簡単な年表
2003年 登場
2013年 内装をグレードアップした編成(3026F)が登場。以降の標準となる。
2019年 最後の編成が登場。16年にも及ぶ長期製造を終了。
最終更新:2023/10/9
【編成】分割の上52枚追加。
【ラッピング(各種)】千葉県150thを追加。
【〃(花火ナイター)】1枚追加。
【〃(佐倉)】2枚追加。
【〃(上野動物園)】シャオシャオ1歳以降の6枚を追加。
【行先】普通宗吾参道以降の6枚を追加。
【風景】10枚追加。
【その他】1枚追加。



3003Fは、2017年12月より新たなSiC素子のVVVF制御の試験車に抜擢され、多数存在し殆ど変化もない3000形にとって唯一と言っても過言ではない特徴的な編成となっていました(試験は終了済み)。SiCは後の3100形で本格採用となっていますが、3003Fのそれとは音が異なっています。

撮影地:お花茶屋


編成写真

42編成もある上に1編成1編成の撮影数も地元故に多い3000形。編成写真はページを分割いたします。



編成一覧

1次車3001, 3002, 3003, 3004, 3005
2次車3006, 3007, 3008, 3009
3次車3010, 3011, 3012, 3013
4次車3014, 3015, 3016, 3017
5次車3018, 3019, 3020, 3021
6次車3022, 3023, 3024, 3025
8次車3026, 3027
9次車3028
10次車3029, 3030
11次車3031, 3032
12次車3033, 3034, 3035
13次車3036, 3037, 3038
14次車3039, 3040, 3041, 3042

7次車3050形のページを参照。



〜形式別〜
3000-1
(M2c)

3008-1(八広)
3000-2
(M1)

3008-2(八広)
3000-6
(T)

3014-6(高砂)
3000-7
(M1)

3014-7(高砂)
3000-8
(M2c)

3014-8(高砂)


〜ラッピング・ロゴ〜
各種ヘッドマーク類
おもいでの
ヘッドマーク電車
四直25周年 京急直通50周年 船橋〜千葉100th 千葉県150th
花火ナイター号
桜の咲くまち
佐倉
上野動物園関連
シャオシャオ命名レイレイ命名レイレイ公開 シャオシャオ公開ありがとうシャンシャン
双子パンダ
誕生記念
シャオシャオ1歳パンダ来日50周年 さよならシャンシャン
レイレイ1歳
京成パンダ号


〜ドア〜
ドア 標準
LED
ドア 標準
LED / 黄帯
ドア 標準 ドア 標準
LCD小 / 黄帯
ドア 標準
LCD大
ドア 後期車
LCD大 / 黄帯


〜Others〜
車内 標準 台車 貫通扉 車外スピーカー 扉上LCD表示
LCD小型
扉上LCD表示
LCD大型
車内 LCD 座席 標識灯
座席袖仕切り 車内 後期車


〜行先表示〜
3色
快速 高砂 A快特 佐倉 普通 うすい 回送 普通 西馬込
フルカラー
普通 上野普通 京成上野快特 羽田空港快速 京成佐倉 普通 京成臼井快特 青砥
快速 西馬込普通 京成成田普通 京成高砂 快速 成田空港快速 京成本線普通 千葉中央
普通 芝山回送 普通 宗吾参道普通 日医大 特急 羽田空港特急 日医大
快速 京成上野快特 京成成田


〜車両の音〜
・3000形走行音

【京成本線】船橋〜海神(1分58秒:644KB)
【京成本線】西船〜海神(1分55秒:3.5MB)…自動放送導入後
【京成本線】西船〜東中山(1分33秒:507KB)

【成田スカイアクセス】新鎌ヶ谷〜東松戸(4分13秒:1.34MB)

言ってしまえば、東洋IGBTの非常にありふれた音です。JRの205系5000番台などでも聞ける音。ちょっと転調後の音が違う音が京急で最近聞けるようになりました(1600・2100・N1000)。モーター音の転調は1回しか起こりません。
稀に成田スカイアクセスの運用に用いられることがありますが、音だけ切り取ってしまうと3050形と全く同じなのであまり面白味は無いかも…。

・3000形3003F走行音

【京成本線】お花茶屋〜堀切菖蒲園(1分28秒:743KB)

3003Fは登場当初は他の編成同様の東洋IGBTでしたが、後に東洋SiCを試験的に採用しており、他の編成と比べて異彩を放っています。とはいえ、このモーター音自体は3100形には引き継がれていないようです。

3000形車載発車放送

京成標準のチャイムが搭載されています。これとは別に車内放送用のタブレットから音声のみの放送を流すことも可能なようです。どちらを流すかは車掌の裁量に任されているのだと思いますが、大抵扱われるのは此方であるように思います。



〜映像〜
3030F,3041F
日本橋発着
(youtube)

3000形は、3700形以来久々の新型車両として登場した車両でした。その後6連も8連も導入の上10年以上にわたって製造が続き、3700形に次ぐ京成電鉄の主役へと昇り詰めました。モーターは東洋IGBTとなります。1本のみ試験的に別のモーターを積んだ編成がいますが、そちらは6連なので基本的には都営浅草線には入りません。

3013F 船橋発着(youtube)

長期にわたって製造され続けた3000形。良くも悪くも「標準的」な電車であるように思えます。 6両の編成は今やすっかり各駅停車の主となりました。他の形式が来ると珍しいと思う程です。 モーターはいたって普通の東洋IGBTです。

3030F 羽田第3発着(youtube)

特に大きな仕様変更も無いままあまりの長きにわたって製造が続いた3000形。モーターも平凡な東洋IGBTを採用しているので、こう言っては申し訳ないのですが何だか地味な印象も感じます。決して嫌いでは無いんですけどね。

3028F 馬込発車(youtube)

登場した頃は出会うとテンション上がったもんですが、いったいいつまで大した仕様変更も無く同じ車両作ってんじゃいと若干ウンザリしていた3000形。モーター音もよくある東洋IGBTで、何と言うか、良く出来てるって事なのかもしれませんが地味な雰囲気が拭えない気がします。

3000形ドア開閉(youtube)

3000形は京成系列で初の接着窓を採用した車両。ドアチャイムの設置もこの車両で初めて行いました。チャイムは左右の扉で異なります。これは上野方面に向かう列車で左側となる扉。

登場した当初は扉が閉まった後にエアが抜けて少しだけ(せいぜい2mm程度)扉が開き、5秒くらいして完全に扉を閉める、という仕組みになっていたのですが現在は普通に閉まるように変更されてしまいました。

3000形ドア開閉
減圧機構あり(youtube)

6次車以降の3700形と初期の3000形ではJR東海の313系と同じような扉の閉まり方をしています(扉が閉った後にエアが抜ける → 5秒後くらいに完全に閉まりきる)。後々増備された編成は普通にドア開閉を行うようになってしまい、このようなドアの動きは見る事ができなくなってしまいました。

3000形
扉上LEDの様子
(youtube)

基本的には、こんな感じになります。

停車中:駅名表示→英語スクロール の繰り返し
発車後:種別&行先×2 → 次は○○×2
到着前:「まもなく●○(+乗り換え案内)」を延々ドアが開くまで。

北総鉄道の7500形も、基本的にはこれと同じ表示方法です。

3000形後期車ドア開閉(youtube)

長年にわたって製造が続いた3000形ですが、後期に製造されたグループは扉窓の支持方式が変更され、接着式の窓から金具式の窓に戻りました。窓の寸法が変わった事もあり、扉への広告の貼り付けは楽になったのではないでしょうか。
扉の動きに関してはそれまでの3000形と相違ありません。



〜風景・並び〜
八幡〜菅野高砂国府台国府台-江戸川船橋 八幡〜菅野
高砂船橋船橋競馬場高砂 西武百貨店船橋店 屋上
学園前船橋青砥青砥品川〜北品川津田沼
津田沼津田沼津田沼 津田沼津田沼津田沼
津田沼青砥青砥 中山中山中山
津田沼高砂小岩


〜その他〜
市川真間 市川真間 市川真間 幕張本郷

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