8500系
1975年、田園都市線用の車両として登場して合計400両もの大所帯を形成した東急を代表する形式で、登場翌年の1976年にはローレル賞も受賞しています。半蔵門線が開業した当初は全ての運用が8500系で賄われていた事もあります。
2002年から5000系による置き換えが始まり、すべての編成がそのまま流れで置き換えられる計画だったものの紆余曲折有り、5000系による置き換えは中途半端に終了。更新も施されていたとはいえ前時代的な印象が拭えない存在となりつつも長きに渡り残り続けていました。

その後、2018年に登場した2020系によって置き換えが再開され、2023年1月に引退する事が決まりました。私鉄の車両が置き換えに21年も要した非常に珍しい例と言えそうです。尚、海外含め数多くの車両が譲渡されているため、2023年以降も暫くは姿を見る事が出来そうです。

上写真は8636F。宮崎台にて。
簡単な年表
1975年 登場
1976年 鉄道友の会ローレル賞受賞
2002年 初廃車
2005年 長野鉄道に一部譲渡
2006/6/29 「伊豆のなつ号」登場(8614F使用)
2023/1 8637Fを最後に引退
最終更新:2023/4/20
【編成別】10枚追加(詳細は編成別のページにて)。
【ドア】タイプ6,7に注意表示追加後を追加。
【Others(車内)】座席(袖仕切りC)以降10枚追加。
【Others(車外)】号車表示、コルゲートを追加。
【ラッピング】Bunkamuraに6枚、さよなら8637Fに2枚追加。
【車両】37Fの走行音全てとドアチャイムを追加。
【映像】37F清澄白河発車、38Fドア開閉を追加。
【風景】3枚追加。
【その他】2枚追加。



初期の編成となる8606Fは行き先表示は幕のまま、スカートも設置されず、割と登場当時に近いイメージを残し続けていた編成でした。幕車故、東武鉄道の直通には非対応のまま限定的な運用で何故かずっと残り続けていた編成で自ずと注目を浴びる存在になっていました(※8606F以外にも同様の形態の編成はいたものの全て早々に除籍されています)。

最終的に2020年5月に引退したものの、両先頭車が東急テクノシステムに譲渡されて研修用として用いられることとなり、外からもよく見える場所に留置されています。

撮影場所:溝の口
かつて8000系で運行されていた伊豆急行の広告電車「伊豆のなつ」号。2006年6月に、田園都市線でも8614Fを用いて運行が始まりました。この塗装のまま半蔵門線にも東武線にも入っていたものの、色が色なのでさほど東武線内でも違和感が無かったのが不思議な所。最終的にこの色のまま2020年6月に引退しています。

撮影場所:曳舟
東急では「TOQ-BOX」と呼ばれる広告電車を運行(JR東で言った所の「ADトレイン」のようなもの)していましたが、このための特別仕様として登場した8634Fは、ラッピング以外にも扉の上の案内表示、ドアチャイム、車内自動放送などが設置されて差別化が図られました。後に時代的に広告電車の意味がさほど無くなってきたからかTOQ-BOXとしての運行は終了し、見た目上はただの赤帯が付いた8500系となりました。引退は2021年4月。

撮影場所:二子玉川
元々ケーブルテレビの広告編成として登場した8637Fは青帯が特徴。ケーブルテレビの広告終了後は上記の8634FともどもTOQ-BOXとして使用されていました。ドアチャイム、車内自動放送、扉上案内表示などの仕様は8634Fと同様ですが、登場時期故の内装の違いが見られます。こちらも広告電車としての役割は終了し、只の青帯の8500系となりました。

撮影場所:溝の口
そんな8637Fですが、2018年に突然側扉がカラフルになりました。全く意図が読めない状況が暫く続いていたのですが、後にBunkamuraのラッピングが入り、この為だったのかと発覚したのでした。そして、この姿の8637Fが系列最終運行車として2023年頭まで残る事になりました。

撮影場所:小菅
VVVFインバータ制御の試作車として登場した8642F。編成内に2両ずつ2種類のVVVFが搭載され、この結果がのちの9000系や2000系に活かされている…ものの、界磁チョッパの車両に乗っているとそのモーター音の大きさ故にこの編成に乗っていることに気が付かない事もよくある話でした。異端な編成故、当然東武直通非対応。引退は2019年7月となりました。

撮影場所:溝の口


8500系の編成写真

編成数も多く、撮影回数も多い事から画像の量が非常に膨大な為、編成写真は別ページに分割いたします。


編成別まとめ

<10両編成 田園都市線>
8601, 8602, 8603, 8604, 8605, 8606, 8607, 8608, 8609, 8610, 8611, 8612, 8613, 8614, 8615,
8616, 8617, 8618, 8619, 8620, 8621, 8622, 8623, 8624, 8625, 8626, 8627, 8628, 8629, 8630,
8631, 8632, 8633, 8634, 8635, 8636, 8637, 8642

<5両編成 大井町線>
8638, 8639, 8640, 8641



〜編成表〜
田園都市線用(10両編成)
M2c-M1-T-M2-M1-M2-M1-T-M2-M1c(8M2T)
デハ8600-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8700-デハ8800-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8500

大井町線用(5両編成)
M2c-M1-T-M2-M1c(4M1T)
デハ8600-デハ8700-サハ8900-デハ8800-デハ8500

車両総数:10×38+5×4=400両

8500系は徐々に置き換えが始まっているものの、譲渡されている車両も多々存在します。また、時々いる0から始まる番号の車両は他の車両との番号の重複を避けるためにこんなことになっているようです。そして8500系は登場時は4両で、徐々に両数が増えていったので編成内の番号は頭が痛くなるほどバラバラ。番号を見ただけで形式がわかるようになるのもちょっと慣れが必要です。基本的には100の位の数字と何両目に繋がれているかで判断するのが良いでしょう。

番号はやたら複雑ですが、形式的にはデハ8500、デハ8600、デハ8800、デハ8700、サハ8900の5つしかありません。大井町線のはこの5種類が1両ずつ繋がれているので、田園都市線と比べて幾らか分かりやすくなっています。。

編成番号の部分が太字の編成は現在は除籍されています。

田園都市線(車両は↑順。右が中央林間寄り)
8601F
8602F
8603F
8604F
8605F
8606F
8607F
8608F
8609F
8610F
8611F
8612F
8613F
8614F
8615F
8616F
8617F
8618F
8619F
8620F
8621F
8622F
8623F
8624F
8625F
8626F
8627F
8628F
8629F
8630F
8631F
8632F
8633F
8634F
8635F
8636F
8637F
8642F
8601-8701-8901-8895-8791-8823-0704-8906-8801-8501
8602-8702-8902-8896-8792-8837-8717-8907-8802-8502
8603-8703-8903-8897-8793-8824-8718-8908-8803-8503
8604-8704-8904-8898-8794-8825-8719-8909-8804-8504
8605-8705-8905-8899-8795-8826-8720-8910-8805-8505
8606-8706-8947-8885-8777-8827-8721-8923-8806-8506
8607-8707-8948-0810-0712-8828-8743-8924-8807-8507
8608-8708-8949-0813-0713-8829-8744-8925-8808-8508
8609-8709-8950-0814-0714-8830-8745-8926-8809-8509
8610-8710-8951-0815-0715-8831-8746-8927-8810-8510
8611-8711-8911-0816-0716-8832-8735-8928-8811-8511
8612-8712-8912-0817-0717-8833-8736-8929-8812-8512
8613-8713-8913-0800-8796-8834-8737-8930-8813-8513
8614-8714-8914-8883-8775-8838-8738-8938-8814-8514
8615-8715-8915-8864-8762-8899-8795-8932-8815-8515
8616-8716-8916-8853-8751-8844-8722-8952-8816-8516
8617-0704-8934-8854-8752-8845-8779-8953-8817-8517
8618-8724-8935-8855-8753-8846-8780-8954-0811-8518
8619-8725-8936-8856-8754-8847-8781-8955-8818-8519
8620-8791-8937-8896-8792-8895-8782-8956-0812-8520
8621-8727-8941-8858-8756-8849-0705-8957-8819-8521
8622-8728-8942-8884-8776-8850-8750-8958-8851-8522
8623-8729-8943-8865-8763-8866-0706-8960-8867-8523
8624-8730-8944-8859-8757-8841-0707-8920-8868-8524
8625-8731-8945-8884-8758-8842-0708-8921-8869-8525
8626-8732-8946-8861-8759-8843-0709-8922-8870-8526
8627-8733-8917-8871-8764-8898-8794-8939-8820-8527
8628-8739-8918-8862-8760-8897-8793-8940-8821-8528
8629-8741-8919-8863-8761-8835-8742-8931-8822-8529
8630-8748-8933-8872-8765-8852-8749-8959-8873-8530
8631-8766-8961-8874-8767-8875-8768-8958-8876-8531
8632-8769-8963-8877-8770-8878-8771-8964-8879-8532
8633-8772-8965-8880-8773-8881-8774-8966-8882-8533
8634-8778-8967-8894-8789-8886-8790-8968-8887-8534
8635-8783-8969-8888-8784-8889-8785-8970-8890-8535
8636-8786-8971-8891-8787-8892-8788-8972-8893-8536
8637-8797-8973-0801-8798-0808-0711-8980-0803-8537
8642-0710-8979-0818-0718-0802-8799-8974-0809-8542
太字の車両は長野電鉄譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡
ジャボタベック(インドネシア国鉄)へ譲渡
太字の車両は長野電鉄譲渡

ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
秩父鉄道へ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
ジャボタベックへ譲渡
伊豆のなつ号



ジャボタベックへ譲渡





太字の車両は長野電鉄譲渡









赤帯:ドアチャイム・自動放送


青帯:ドアチャイム・自動放送 / 最終運行車
VVVFインバータ試験編成
大井町線(車両は↑順。右が溝の口寄り)
8638F
8639F
8640F
8641F
8638-0700-8975-0804-8538
8639-0701-8976-0805-8539
8640-0702-8977-0806-8540
8641-0703-8978-0807-8541


〜保存車〜
モックアップ
(東急テクノシステム
 恩田工場)
8506+8606
(東急テクノシステム
 恩田工場)
デハ8745
(秩父鉄道
広瀬河原車両基地)
※部品取り
デハ8830
(秩父鉄道
広瀬河原車両基地)
※部品取り


〜形式別〜
デハ8500
8506(高津)

8509(恩田)

8534(恩田)

8537(二子玉川)

8538(恩田)

8541(高津)
デハ8600
8616(高津)

8619(二子玉川)

8628(高津)

8633(高津)

8641(高津)
デハ8700
8762(高津)
デハ8800
8853(高津)
サハ8900
8936(曳舟)

8950(恩田)

8952(高津)


〜ドア〜
・主な分類
(1)取っ手  →A:金具が目立たない B:金具が目立つ
(2)窓枠の形状→A:押さえ金具がドア外側 B:内側
タイプ1
取っ手B
窓支持方法A
ドア上部化粧板無
タイプ1
注意表示追加
タイプ2
取っ手A
窓支持方法A
ドア上部化粧板無
タイプ2
注意表示追加
タイプ3
取っ手A
窓支持方法B
ドア上部化粧板無
タイプ4
取っ手A
窓支持方法A
ドア上LED無し
ドア上部化粧板無
(8634Fのみ)
タイプ5
取っ手A
窓支持方法A
ドア上LED有り
ドア上部化粧板無
(8634Fのみ)
タイプ6
取っ手A
窓支持方式B
ドア上LED有り
ドア上部化粧板有
(8637Fのみ)
タイプ6
注意表示追加
タイプ7
取っ手A
窓支持方式B
ドア上LED無し
ドア上部化粧板有
(8637Fのみ)
タイプ7
注意表示追加
タイプ8
取っ手A
窓支持方式B
ドア上部化粧板有
(8638〜42F)


〜車内〜
主な分類
(1)車内の壁の色 … ベージュ or 白系化粧板
(2)座席間の仕切り … 無し or ポール or 板

(3)座席袖仕切り
A:簡素なもの。ポールのみで仕切ってある。
B:標準のもの。中央に縦のポールが設置された。
C:板が設置される。

(4)その他
扉上化粧板:8637F以降に存在。
扉上案内表示:8634Fと8637Fのみ。
座席の色:ベージュ&茶(原型) or 赤(更新)
タイプ1
ベージュ壁
袖仕切りA
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
タイプ2
ベージュ壁
袖仕切りB
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
タイプ2更新
赤座席化
タイプ3
化粧板壁
袖仕切りB
座席間仕切り:ポール
ドア上化粧板:無し
タイプ4
化粧板壁
袖仕切りC
座席間仕切り:ポール
ドア上化粧板:無し
タイプ4更新
赤座席化
タイプ5
ベージュ壁
袖仕切りB
座席間仕切り:無し
ドア上化粧板:無し
ドア上LED有り
(8634Fのみ)
タイプ6
化粧板壁
袖仕切りC
座席間仕切り:板
ドア上化粧板:無し


〜Others(車内関連)〜
車椅子スペース
ベージュ壁
車椅子スペース
化粧板壁
貫通扉 両開き
内側
貫通扉 両開き
外側
貫通扉 片開き
内側
貫通扉 片開き
外側
吊り革 吊り革
優先席
扇風機 ローレル賞
記念プレート
ドア番号表示 消化器
製造表示
東急車輛(1)
座席
袖仕切りB
座席(更新)
袖仕切りB
座席(更新)
袖仕切りC
座席袖仕切り非常通報装置
禁煙表示網棚渡り板注意表示 座席 袖仕切りC
座席袖仕切り
タイプC中間
側窓←の"開"表示点検蓋扉上案内表示 ←(簡易版)
製造表示
東急車輛(2)


〜Others(車外関連)〜
パンタグラフ 台車 社紋 転落防止幌 側灯(1) 側灯(2)
側灯(3) 側灯(4)
(1)の交換後?
標識灯 クーラー(1) クーラー(2) 号車表示
コルゲート


〜ラッピング〜
伊豆のなつ号
(8614F)
※2007年
伊豆のなつ号
(8614F)
※2008年
玉電100周年
記念号
(8615F)
Bunkamura
(8637F)
さよなら8500系
(8631F)
さよなら8500系
(8637F)


〜行先表示〜
LED
押上 急行 中央林間 急行 押上 南栗橋 準急 長津田 あざみ野
中央林間 長津田各停 押上準急 中央林間各停 鷺沼
各停 渋谷各停 中央林間各停 長津田
LED(明朝)
二子玉川
LED
(フルカラー)
区間準急 東武動物公園 急行 久喜 急行 南栗橋
清澄白河 中央林間 渋谷
急行 中央林間長津田急行 押上用賀


〜車両の音〜
8500系走行音(走行音タイプ1)

【東京メトロ半蔵門線】押上〜錦糸町(2分15秒:736KB)
【東京メトロ半蔵門線】錦糸町〜住吉(1分38秒:537KB)

【田園都市線】駒澤大学〜三軒茶屋(1分43秒:565KB)
【田園都市線】三軒茶屋〜池尻大橋(1分45秒:572KB)
【田園都市線】三軒茶屋〜渋谷(3分36秒:1.15MB)
【田園都市線】池尻大橋〜渋谷(2分32秒:831KB)
【東京メトロ半蔵門線】渋谷〜表参道(2分13秒:725KB)
【東京メトロ半蔵門線】表参道〜青山一丁目(2分12秒:722KB)
【東京メトロ半蔵門線】青山一丁目〜永田町(2分18秒:752KB)
【東京メトロ半蔵門線】永田町〜半蔵門(2分33秒:833KB)

【東武伊勢崎線】北越谷〜大袋(2分44秒:895KB)

【東武日光線】南栗橋→幸手
【東武日光線】幸手→杉戸高野台
【東武日光線】杉戸高野台→東武動物公園

最も基本となる8500の音がこれで、非常にモーター音が大きく、地下では車内放送も聞こえづらくなってしまいます。自動放送には東武、メトロ、東急全て対応しておらず、車掌が放送を行う形となっています。なお、西武2000系がほぼ同じ音です。

永田町〜半蔵門、青山1丁目〜永田町、表参道〜青山1丁目、渋谷〜表参道はデハ8768にて。
8500系走行音(走行音タイプ2)

【田園都市線】駒沢大学〜三軒茶屋(1分58秒:644KB)
【田園都市線】池尻大橋〜三軒茶屋(1分52秒:612KB)

【東武伊勢崎線】春日部→東武動物公園

起動時に限りモーター音がやや違う車両がいくつか存在しています。

8500系8634F走行音

【東京メトロ半蔵門線】表参道〜青山一丁目(2分6秒:761KB)

こちら、8634Fの音で、車内自動放送とドアチャイムがあるのが違いになります。走行音はタイプ2。

8500系8637F走行音

【東京メトロ半蔵門線】永田町→半蔵門
【東京メトロ半蔵門線】半蔵門→九段下
【東京メトロ半蔵門線】九段下→神保町
【東京メトロ半蔵門線】大手町→三越前
【東京メトロ半蔵門線】三越前→水天宮前
【東京メトロ半蔵門線】水天宮前→清澄白河
【東京メトロ半蔵門線】清澄白河→住吉
【東京メトロ半蔵門線】住吉→錦糸町
【東京メトロ半蔵門線】押上→錦糸町

一方の8637Fですが、走行音がタイプ1であることが8634Fとの違いとなります。自動放送には対応していた物の、この時は肉声放送になっていました。

8500系ドアチャイム


8634、8637の2編成のみで聞けました。

8500系8642F走行音

【東京メトロ半蔵門線】永田町〜青山一丁目(2分18秒:750KB)

VVVFインバータ制御の試験車両、8642F。VVVFの車両と界磁の車両が混ざっているので、界磁の車両に乗ってしまうとこの編成が8642Fというのに全く気付かないこともあります。VVVFは日立GTOですが、他の車両では聞いた事のない走行音になっています。



〜映像〜
溝の口駅 8606F発車→8637F到着(youtube)

ラッシュが大分落ち着いたころの時間帯の溝の口駅にて。8606Fが反対側にやってきたので動画を1本撮ってみたところ、その直後にこちら側のホームに8637Fが到着。こんなことってあるもんなんですねぇ。8637Fはともかく、8606Fは一体いつごろまで残るやら。
【音量注意】8634F 錦糸町発車(youtube)

※古いカメラでの撮影です。画質、音質、音量はご容赦ください※

たまたま来たTOQ-BOXの8634Fを撮影したもの。この当時は、装飾が全てはがされて赤帯があるだけの8500系になってしまうとは思いもしませんでした。
【音量注意】8639F 二子玉川到着(始発)(youtube)

※古いカメラでの収録です。音量、音質、画質はご容赦ください。※

大井町線仕様に帯色が変更された8500系。この8500系の登場後、順次大井町線の車両の帯がこれと同じものに変更されてゆきました。
これは大井町線が溝の口に延伸する前に撮影したもので、複々線に見える線路の内側2本は大井町線のための折り返し線となっていました。鉄橋の多摩川の真上となる部分にいつも大井町線の5両(6両)編成が留置されていたものです。
8500系後期車ドア開閉(youtube)

大井町線の8640Fにて収録。後期に製造された8500系は、ドアの内側の押さえ金具がある程度目立つものに変更されています。窓の形は全く異なりますが、のちに登場した9000系などのイメージに近くなっているとお考えいただければ。

ドアエンジンは非常に静かで、これは当時の東急車の非常にいい点と言えるのではないかと。
8500系8637F宮崎台発車(youtube)

投稿(2021/10)時点で5本以下に減ってしまった8500系。散々乗り慣れた車両だったのでこんなに減っていて撮影対象になっていることに違和感を感じたりもします。最後まで残るのはこの編成なのでしょうか。
8500系8637F清澄白河発車(youtube)

晩年は平日の朝晩のみに動く「かもしれない」という状態だった8500系。沿線外の社会人には手の届きにくい車両でした。この時は偶々運用変更や車両交換などで運用に入って、退勤後に見ることが出来ました。せっかくなので動画を、と録画したのが此方になります。
8500系8637Fドア開閉(youtube)

ありふれていた頃は誰も気にも留めなかったのに今や1編成のみの8500系。最後まで残ったのは広告編成で青帯の8637Fでした。この編成の側扉は、案内表示やドアチャイムが設置されている上、最も後期の編成でしか見られない窓枠(9000系等と同じ?タイプの物を8500系の窓サイズに合わせた物)を用いているので、途轍もなく貴重…というより当て嵌まる編成が8637Fしかいない代物になります。扉一つとっても非常に細かいバリエーションがある8500系でしたが、最も異端な扉を持つ編成が最後まで残った事に、元田園都市線利用者としてしみじみしてしまいます。


〜風景・並び〜
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〜その他〜
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