2100形
1998年に登場した、2000形に代わる快速特急用車両で、アルミ車体を採用しています。形式名の由来は「21世紀へ向かう電車」ということが由来となっており、単純に2000形の後継車両だから、というわけではないようです。基本的には600形を基にしたデザインで、側窓構造などはN1000形に受け継がれました。

ドイツのシーメンス製のVVVFインバータ制御を採用しており、加速時に音階が流れることが有名。「歌う電車」として、鉄道趣味以外からも話題になりました。…が、海外製故にメンテナンスの費用が掛かることから、現在では東洋のIGBTに変更されてしまっています。

上写真は2157F、京急鶴見にて。
簡単な年表
1998年 登場
最終更新:2023/12/18
【編成】2101,2125(2枚)、2133(8枚)、2157(1枚)追加。
【ラッピング】Fマリノス、京急沖縄号を追加。
【風景】2枚追加。



2013年以降、2100形の改修工事が開始され、外観上の分かりやすい特徴としては、車端部の窓が開閉可能な物に更新されています。また、更新された編成とそうでない編成の区別の為か、前面に京急のイメージキャラクターが描かれるようになっており、一目で区別がつくようになっています。

撮影地:品川
2005年、600形に引き続き2100形でも「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」の運行を開始し、「青い京急」は2本体制となりました。2015年3月までは2157編成、以降は2133編成が充当されています。

撮影地:平和島
2016年、台湾鉄路管理局との友好鉄道協定締結1周年を記念し、台鉄で運行される客車の塗装に合わせた2100形が2月から6月まで運行されていました。これに対する台鉄側は、ラッピングを施す形式の都合上、2100形ではなく800形の塗装を施していました。

撮影地:品川
2018年5月より、公共交通機関の利用推進による環境保護を目的とした「ノルエコ」プロジェクトが行われました。これに際して2149編成にラッピングを施し、前面に描かれている「けいきゅん」が緑色に変わっていたのが小ネタとして話題になりました。4色目として緑色の京急が登場していたとしたら面白かったかもしれないですね。

撮影地:品川

〜編成別〜
2101編成
快特 三崎口行
大森海岸
快特 泉岳寺行
北品川〜品川
快特 三崎口行
北品川〜品川
快特 三崎口行
品川
快特 三崎口行
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
品川
快特 三崎口行
品川
快特 三崎口行
北品川
快特 三崎口行
北品川
2109編成
快特 久里浜行
平和島
急行
北品川〜品川
快特 三崎口行
平和島
快特 三崎口行
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
平和島
快特 泉岳寺行
品川方面
世界へ京急で

立会川
快特 泉岳寺行
三崎まぐろ切符
品川
快特 泉岳寺行
三崎まぐろ切符
品川
2117編成
快特 三崎口行
品川
快特 久里浜行
生麦
快特 三崎口行
立会川
快特 泉岳寺行
品川方面
神奈川新町
Wing 三崎口行
久里浜工場
快特 三崎口行
八丁畷
2125編成
快特 三崎口行
立会川
快特 三崎口行
平和島
快特 三崎口行
生麦
快特 泉岳寺行
品川方面
京急鶴見
快特 久里浜行
品川〜北品川
快特 泉岳寺行
品川
2133編成
快特 品川行き
横須賀が好き
立会川
快特 泉岳寺行
品川方面
横須賀が好き

仲木戸
快特 久里浜行
品川
快特 泉岳寺行
品川
快特 泉岳寺行
品川
快特 品川行き
品川
快特 久里浜行
台鉄×京急
品川
快特 泉岳寺行
台鉄×京急
品川
快特 泉岳寺行
台鉄×京急
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
台鉄×京急

品川
快特 泉岳寺行
品川方面
平和島
快特 品川行き
京急川崎
快特 三崎口行
大田区
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
大田区

北品川〜品川
快特 泉岳寺行
品川方面
大田区

北品川〜品川
快特 泉岳寺行
品川方面
大田区

北品川〜品川
快特 久里浜行
大田区
北品川〜品川
快特 久里浜行
大田区
北品川〜品川
快特 三崎口行
品川
回送
北海道ほたて号
神奈川新町
快特 三崎口行
横浜Fマリノス
品川〜北品川
快特 三崎口行
横浜Fマリノス
品川〜北品川
快特 三崎口行
横浜Fマリノス
品川〜北品川
快特 泉岳寺行
京急沖縄号
品川
快特 泉岳寺行
京急沖縄号
品川
快特 三崎口行
京急沖縄号
品川
快特 三崎口行
京急沖縄号
品川
快特 泉岳寺行
北品川
2141編成
快特 泉岳寺行
品川方面
仲木戸
快特 泉岳寺行
品川
快特 三崎口行
京急川崎
回送
鶴見市場
快特 三崎口行
梅ちゃん先生
品川
快特 久里浜行
立会川
2149編成
快特 三崎口行
仲木戸
快特 三崎口行
生麦
快特 泉岳寺行
品川方面
ノルエコ

京急鶴見
快特 泉岳寺行
品川方面
油壷マリンパーク

立会川
快特 久里浜行
品川方面
油壷マリンパーク

平和島
快特 泉岳寺行
品川
2157編成
快特 久里浜行
平和島
快特 泉岳寺行
平和島
快特 品川行き
青物横丁
快特 三崎口行
京急蒲田
快特 久里浜行
生麦
快特 三崎口行
生麦
快特 泉岳寺行
品川方面
八丁畷
快特 泉岳寺行
品川方面
京急鶴見
快特 泉岳寺行
品川方面
大森町(車内)
2165編成
快特 泉岳寺行
品川
快特 泉岳寺行
品川
快特 三崎口行
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
黄金町
快特 三崎口行
鶴見市場
快特 泉岳寺行
品川方面
生麦
快特 泉岳寺行
品川方面
京急蒲田
快特 三崎口行
平和島
快特 泉岳寺行
品川方面
八丁畷
2173編成
快特 三崎口行
北品川〜品川
快特 三崎口行
品川
快特 三崎口行
品川
快特 三崎口行
生麦
快特 久里浜行
立会川
快特 泉岳寺行
品川
快特 泉岳寺行
品川方面
京急鶴見
快特 三崎口行
北品川〜品川


〜形式別〜
デハ2100形
(Muc)

2165(品川)
サハ2100形
(T)

2166(品川)
サハ2100形
(Tp)

2167(品川)

2171(品川)
デハ2100形
(Mu)

2168(品川)
デハ2100形
(Ms)

2169(品川)
サハ2100形
(T)

2170(品川)


〜ラッピング・ロゴなど〜
共通ロゴ
三崎まぐろ切符
(2109編成)
台鉄×京急 友好鉄道協定一周年
(2133編成)
ノルエコ
(2149編成)
FLY TO THE FUTURE!
大田区
(2133編成)
北海道ほたて号
(2133編成)
HOKKAIDO LOVE!
(2133編成)
横浜Fマリノス
(2133編成)
京急沖縄号
(2133編成)


〜Others〜
台車 ドア
単層ガラス
Powered by
SIEMENS
車内 貫通扉 車椅子スペース
吊り革 ドア
複層ガラス
ドア
単層ガラス
案内表示LCD
黄帯あり
標識灯収納座席


〜行先表示〜
快特 三崎口 快特 泉岳寺
品川方面
快特 京急久里浜 快特 泉岳寺


〜車両の音〜
・2100形(シーメンスGTO)走行音

【京急本線】京急川崎〜京急蒲田(3分0秒:980KB)

シーメンス独特の音階インバータ。その音を採用している車両の中でもおそらくもっとも一般認知度が高いのが2100形でしょう。N1000形と比べると、音階終了後の転調はおとなしいようです。

先述のように東洋IGBTへの変更が施され、現在は聞くことが出来なくなってしまいました。



〜映像〜

・2125F東洋IGBT蒲田/品川発着(youtube)

京急の「歌う電車」として話題になっていた2100形ですが、そのシーメンスGTOも交換の時期を迎え、現在はごく普通の東洋IGBTに統一されてしまいました。非常に癖のある音から非常に無難な音に変わり、印象が180度変わってしまったように思えます。


・2141FシーメンスGTO京急川崎発車(youtube)

京急と言えば「歌う電車」として認知されている事が多いかもしれません。そのイメージを受け付けたのが2100形でした。シーメンス製の音階を奏でるVVVFはこの車両の他にも同社N1000形およびJR東日本のE501系で採用されて話題となりましたが、やはりこれは海外製。メンテには随分苦労することになり、コストもかかってしまいます。
…というわけで、近年は国産品のモーターに切り替えてしまった車両がこれら3車に登場。2100形が音階を奏でて発車する光景も、見たり録音したり録画したりするなら今のうちです。


・2100形2149編成生麦通過(youtube)

京急線の快速特急は横浜〜川崎間で割と本気の走行を見せてくれます。中でも生麦駅周辺は直線が続く区間なのでこんな驚くような速さに…。ただ早いだけならまだしも、住宅地がすぐ側に隣接している所を走るので、ちょっとスリリングでもありますね。動画では実感がわかないかもしれませんのでぜひ一度生麦駅へ。
勿論、安全には十分注意してくださいね。



〜風景・並び〜
北品川〜品川品川 京急川崎京急川崎品川品川
鶴見市場〜花月園前品川品川品川
久里浜工場品川品川品川
品川品川


〜その他〜
京急ミュージアム

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