北陸方面から越後湯沢を経由しての都心までの最短ルートを確保するために長い間の計画と工事が行われてようやく開業にこぎつけた北越急行。トンネル区間が非常に多く、その事が工事に時間をかけてしまいました。「ほくほく線」の愛称で親しまれており、開業早々「電車でGO」に収録されたため存在を知っている方は多いのではないでしょうか。
嘗ては金沢(一部福井・和倉温泉)から越後湯沢を結ぶ特急「はくたか」の運行を一手に担っていたため第3セクター屈指の黒字組でもありましたが、北陸新幹線の開業に伴い、特急「はくたか」が廃止されたため、今後は今までの黒字収益を基に、地道に運行してゆくことになります。とはいえ、えちごトキめき鉄道の新井まで一日数本が乗り入れるようになり、且つ直江津・十日町・越後湯沢のみの停車となる超快速「スノーラビット」の運行も始まるなど、努力は捨てていないようです。実際、「はくたか」を利用していた乗客のうち、直江津〜越後湯沢で乗車していた人も少なからずいた様なので、これからも何とかなるのでは…と思いたいところ。
最終更新:2023/8/25 HK100形
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