黒崎駅から直方駅までを結ぶ、一見路面電車に見える小さな私鉄、筑豊電気鉄道。車両こそ路面電車そのもので、駅も駅と言うより停留所なたたずまい、駅員がいる駅も無い、という状況ですが、併用軌道は一切なく、あくまでも「普通の鉄道」として運用されています。近年までは終日ツーマン運転だったのも面白い特徴でしたが、現在はラッシュ時以外はワンマン運転に変わっています。
5000形が導入されるまでは、西鉄からの譲渡車とその機器流用車で占められており、吊り掛け式の車両しか在籍していない、という状況でした。黒崎駅から先の区間に西鉄が路面電車を走らせていたこともあり、その当時を思い起こさせてくれる存在でもあります。ダイヤ改正の度に減便されている印象で苦戦しているイメージが強い鉄道ではありますが、これからも地域の足として頑張って頂きたいものです。
最終更新:2022/1/20 全てのページを更新
|