日本を代表する観光地の一つである立山黒部アルペンルート。そのアルペンルート内では様々な種類の乗り物を乗り継いで移動してゆく形になりますが、このうち関電トンネルの電気バス(元トロリーバス)以外の全路線を受け持っているのが立山黒部貫光で、1964年に富山県や北陸電力などの出資により設立されました。「かんこう」は「"貫"光」と書くのが正しく、初代社長によるアイデアが採用されたもの。立山連峰を貫く、という意味が込められています。
2005年には立山高原バスと立山ケーブルカーを運営していた立山開発鉄道を吸収合併。アルペンルート内の乗り物の受け持ちは幾らか分かりやすくなりました。車両はオレンジ色が基調でしたが、2012年に搬器を更新したロープウェイでは青基調の車体に変更されており、今後ほかの路線の車両が置き換えになった際にどのようなデザインになるかが気になるところです。
乗り物以前に非日常で風光明媚な景色に圧倒される立山黒部アルペンルート。一生モノの想い出になるのは間違いないので、是非人生で一度は訪問してみてください。団体でもいいのですがそれぞれの乗り物をしっかり観察する時間が欲しい場合は個人での訪問をお勧めいたします。
最終更新:2024/9/7 ロープウェイ(2代)を除き全車更新
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