1100系統
1100系統は3両編成での運用が増加したことに伴い1969年に登場した車両で、細かく分けるとデ1100形デ1150形の2形式が在籍しています。

デ1100形は1969年に登場した2扉車で、神戸電鉄に数多く在籍するこのデザインの車両の中では最大の勢力を誇るグループとなります。車内は寒色系に纏められており、少し懐かしい雰囲気が今も残っている一方で、車椅子スペースの設置や扉の開閉灯の設置等、近代化も進められているようです。何故か車両の前後の扉で窓の形状が異なっているのが大きな特徴。

デ1150形は1100形を基本として3扉にした車両で、1977年と1987年に1編成ずつが製造されました。製造に10年も開きがあるため、それぞれの編成で内装も異なっています。

2018年には、デ1150形の1153Fが更新を受けています。他の編成と比べて経年が浅い事から、まだ使おうと思っての事だと思われますが、その改造後の見た目は何とも中途半端な物になってしまいました。

上写真は有馬温泉にて。
簡単な年表
1969年 登場(デ1100形)
1977年 デ1150形の第1編成が登場
1987年 デ1150形の第2編成が登場
2018年 1076+1153Fの編成が更新を受ける
最終更新:2018/12/26
【ピックアップ】1153Fの更新の様子を追加。
【編成別】1103F,1109,1153F(1枚)、1115F(2枚)、1151F(4枚)追加。
【ラッピング】ヘッドマークに2枚追加。
【ドア】ステッカー有りの3枚を追加。
【Others】車内・運転台を置換え、ぬいぐるみ、座席、吊り革を追加。
【行先】普通 田尾寺以降の6枚を追加。



【写真】

こちら、更新を受けた1076+1153Fの編成。1153Fは元々登場が遅かったので今後も継続して使う判断が下った…という事なのかもしれません。最も、1153Fに連結されている1076は十分古いのですが。
車内は6000系列のイメージに合わせたリニューアルが施されているのですが…

撮影地:鈴蘭台
3連の側窓のうち、1箇所が固定窓に変更されています…が、恐らく既存の固定窓を無理矢理使ったのか、今更灰Hゴム支持の窓な上に、その大きさが周りと合っていません。…何だかお粗末な見た目になってしまっています。
尚、相方の1076号も、扉が1ヶ所だけ違っています(恐らく廃車発生品の使い回し)。リサイクルと言えば聞こえは良いんですが、何だかなぁ。

撮影地:鈴蘭台
2018年、神戸電鉄は開業90周年。それを記念した復刻塗装が2本登場しました。内1本はデ1150形の1151Fで、戦後復興期に塗装されていた緑色になりました。
いつまでこの姿で運行が続くのかは分かりませんが、現在の神鉄に全く無い色遣いはとても目立ちます。

撮影地:鈴蘭台

〜編成別(デ1100形)〜
1101F
除籍
普通 有馬口行
有馬温泉
1103F
普通 有馬口行
有馬温泉
普通 鈴蘭台行
谷上
急行 粟生行き
新開地
急行 新開地行
ジョイフル有馬
鈴蘭台
回送
鈴蘭台
1105F
急行 粟生行き
新開地
1107F
普通 新開地行
鈴蘭台
普通 新開地行
鈴蘭台
1109F
普通 志染行き
食浴の秋 有馬
鈴蘭台
1115F
普通 三田行き
新開地
普通 三田行き
新開地
普通 西鈴蘭台
食浴の秋 有馬
鈴蘭台
普通 西鈴蘭台
食浴の秋 有馬
鈴蘭台



〜編成別(デ1150形)〜
1151F
準急 新開地行
神鉄90th
新開地
準急 志染行き
神鉄90th
新開地
準急 粟生行き
神鉄90th
鈴蘭台
準急 粟生行き
神鉄90th
鈴蘭台
1153F
普通 新開地行
鈴蘭台-菊水山
準急 三田行き
鈴蘭台
準急 三田行き
神鉄90th
鈴蘭台



〜ラッピング・ロゴなど〜
各種
ヘッドマーク類



〜ドア〜
角窓 角窓 ステッカー有 丸窓 丸窓 ステッカー有 新扉 ステッカー有



〜Others〜
車内
デ1100形
運転台 パンタグラフ 転落防止幌 貫通扉 車椅子スペース
社紋ぬいぐるみ座席
デ1100形
吊り革



〜行先表示〜
普通 三田急行 粟生普通 田尾寺 普通 横山普通 西鈴蘭台普通 志染
普通 小野普通 粟生



〜映像〜
・1100系1115F新開地発車(youtube)

細かく分けると多くの形式に分かれる神戸電鉄の一大勢力、1100系。2つ扉ロングシートのちょっとレトロな車両で、2つついている扉の窓が違う形をしていたりします。

一応、6000系で置き換えてゆくつもりなのだろうとは思いますが、導入のスピードものんびりとしているので当分は活躍を見られるのではないでしょうか。




〜風景・並びなど〜
有馬温泉 有馬温泉 有馬 鈴蘭台 鈴蘭台 鈴蘭台


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