1000系統
1000系統は、神戸電鉄初の新性能車両となった300系を基本として1965年に登場したグループで、細かく区分すると3つの形式に分かれますが、2016年現在残っているのはこのうち1形式のみとなっています。

デ1000形は、300系に続く新性能車両として登場した車両で、前面貫通型に両開きの側扉(※微妙に幅の広い両開き扉はこの車両から始まったようです)と、後の1500系まで続く基本的なスタイルを確立した車両となります。また、神戸電鉄で初めて回生制動を採用した車両であることも大きな特徴。1995年までに引退しています。

デ1050形は、デ1000形を基本とし、ラッシュ時の増結用として1969年に登場した増結専用の車両で、1050形単体の編成は存在しておらず、あくまでも増結用の脇役に徹した車両でした。この為、妻面側にも簡易運転台が設置されていたのが大きな特徴でした。2010年までに全ての車両が引退しています。

デ1070形は、1050形と同じく増結用の車両として1974年に登場したグループで、途中駅での増解結の必要性から、両運転台の車両となり、且つ3扉で導入されました。扉の幅は他の1000系統と同様である為、扉と扉の間の窓は小さなものが2枚だけ。何だか小さな車両に見えてしまいます。2016年現在、3両編成の1100系と常に連結し、4両編成の一部となった状態で2両が在籍しています。このうちの1両が2018年に更新を受けました。今更1070形を更新する事自体にまず突っ込みを入れたくなりますが、もっと気になる変な場所があります。詳しくは後述。

上写真は鈴蘭台にて。
簡単な年表
1965年 デ1000形が登場
1969年 デ1050形が登場
1974年 デ1070形が登場
1995年 デ1000形が引退
2010年 デ1050形が引退
2018年 1076+1153Fの編成が更新を受ける
最終更新:2018/12/26
【ピックアップ】更新後の扉の様子(2枚)追加。
【編成別】1076に2枚追加。
【行先】置換え。



【写真】

こちら、更新を受けた1076+1153Fの編成。車内は木目調に変更されており、一応6000系のイメージに合わせたつもりなのでしょう(見た目からして無理がありますが)。

撮影地:鈴蘭台
側扉も交換され、Hゴム支持の窓は見られなくなりました。それは良いのですが、問題は左側の扉。

撮影地:鈴蘭台
6か所ある扉のうち1か所だけが、何故か1100形等に見られる旧式の大窓の扉に交換されています。一体どういうことなのか。なぜ統一しなかったのかよく分かりませんが、廃車された1100形の扉のうち状態が良いものを移植してきたという事なのでしょうか。
併結している1152Fと比べれば見た目での違和感は少ない1076号ですが、この部分が何とも気がかりです。

撮影地:鈴蘭台

〜編成別(デ1070形)〜
1074
除籍
普通 西鈴蘭台
鈴蘭台
1076
普通 新開地行
鈴蘭台
普通 新開地行
鈴蘭台
準急 三田行き
鈴蘭台
準急 三田行き
鈴蘭台
準急 三田行き
神鉄90th
鈴蘭台
準急 三田行き
神鉄90th
鈴蘭台



〜形式別〜
デ1070形

1076(鈴蘭台)



〜Others〜
台車パンタグラフ



〜行先表示〜
準急 三田



〜風景・並びなど〜
鈴蘭台


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