あまりに特徴的なその顔。この車両が作られた後、窓の部分をへっこませるスタイルがちょっと流行りました。1973年にローレル賞を受賞しています。小田急の車両は特急、通勤型ともに注目されることが多いようです。最近は3000形と4000形が標準車体を採用してしまいましたが、それでもデザインなどにはまだまだ独自路線を感じます。
さてさて、そんなこの車両は登場当初、地下鉄千代田線直通用に作られました。1000形の登場まで地下鉄運用に従事し、1000形登場後は本線で他の車両と共通運用となりました。老朽化が著しかったようで、2006年に引退しています。その後は1両が海老名車両基地に保管されていますが、ロマンスカーミュージアム入りは果たされず、普段は非公開となっています。
上写真は9003F、下北沢にて。
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