デハニ200形
1926年、須坂〜権堂間の開業に備えてデハ100形が登場。そしてその荷物合造車として登場したのがこのデハ200形で、交代の主要部分を普通鋼製とした半鋼製車体を備えています。これらの車両は1980年まで在籍していました。その後、何両かが小布施駅の「ながでん電車の広場」に保存されていましたが、同広場に2000系を保存することになって行き場を失っていました。

転機が訪れたのは2014年の事で、長野電鉄の運用範囲とは少し離れた松川村の安曇野ちひろ公園にて、黒柳徹子が通っていた「トモエ学園」を再現する為の車両にデハニ201が抜粋され、トモエ学園の「電車の教室」に内装を改造されたうえで2016年から公開されています。安曇野ちひろ公園の雰囲気自体が非常に良く、電車の教室内で流れる「窓際のトットちゃん」の黒柳徹子本人による朗読等、とても素敵な雰囲気の空間が再現されており、幸せな余生を過ごしている車両であるように思えます。これからもずっと愛される場所であって欲しいと願わずにはいられません。

上写真はS1編成、湯田中にて。
簡単な年表
1926年 登場
1980年 引退
2014年 「トモエ学園」再現用に抜粋される
2016年 「トモエ学園」再現の展示を開始
最終更新:2024/10/14
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デハニ201の運転台に、このような物が残っています。一見デハニ201への労いの言葉の様に見えますが、「502」の表記から、ながでん電車の広場を経て別の場所に保存されている500形502号の為に作られたものだったのではないか、と推測されています。

撮影場所:デハニ201の車内にて。

〜保存車〜
デハニ201
(安曇野ちひろ公園)


〜Others〜
ドア(客用)ドア(荷物用) 車内の様子パンタグラフ形式表示
運転台側灯製造表示


〜風景・並び〜
安曇野ちひろ公園

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