現在は「姫路市企業局交通事業部」ですが当時の名称で紹介します。姫路市営モノレールは姫路から手柄山までを結ぶ交通機関として開業しました。この手柄山では1966年に「姫路大博覧会」というものが行われ、それへのアクセスを目的に建設したのですが、なんとこの博覧会が開催されるまでに開業が間に合わず、当初の目的で開業させることができなくなってしまいました。ちなみに大博覧会開催中(開催期間の半分が過ぎた頃)に開業しています。
その後は、近場では飾磨、遠くでは鳥取まで延伸すると言う計画があったものの、高い運賃と博覧会が終了した手柄山へのアクセス需要が高が知れていた事。この2つが災いして僅か開業8年後の1974年に運転休止。1979年には廃止されてしまいました。廃止されたのはもう30年以上前の事ですが、当時の遺構はいまだに多く残っています。
最終更新:2011/8/5 200形・路線
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