(撮影:鬼怒川温泉)
12/14系客車「SL/DL大樹/ふたら」

2015年、東武鉄道は鬼怒川線にSL列車を走らせることを発表。2017年8月より運行を開始したのがSL大樹で、運行に当たって必要な車両を各地より集めに集めた事は大きな話題になりました。運行開始当初は14系客車のみが充当されていたものの、後に12系客車を改造した展望車が登場し、以降は14系2両にこの展望車を挟んだ3両編成で運行されるスタイルが基本となりました。また、2020年からは臨時で東武日光〜鬼怒川温泉での運行も設定され、その場合の列車名は「SL大樹ふたら」となりました。

SLは元々はJR北海道からの(建前上は)借用名義で導入したC11-207の1両でスタートしたものの、2022年現在はこれを3両に増強。この他、SL列車の補完用や補機の役目としてDE10も譲受し、そのDE10が牽引する「DL大樹」も設定されるようになりました。

東武鉄道にとってSL列車の運行は1966年に佐野線での運転を最後に廃止されてから50年ぶりの再開となり、乗務員研修にも時間が掛けられました。それぞれの車両についての解説は以下にて。

簡単な年表
2017/8/10 運行開始
2020年 SL大樹ふたらの運行を開始
最終更新:2022/4/23
【C11】54枚,音声1点追加。
【DE10】37枚追加。
【14系】43枚追加。
【12系】ページの作成。
【ヨ8000形】28枚追加。
【転車台】2枚新規追加。
【新鎌ヶ谷】表情B,表情Lに1枚、展示の様子に1枚追加。
【新鎌ヶ谷以外】船橋(初期の1枚を除く)、栃木、下今市、スカイツリーのものを追加。



〜車種別〜
C11

在籍数…3両(1両整備中)

C11-207…JR北海道より借入
C11-325…真岡鉄道より譲渡。
C11-123…静態保存からの復帰。厳密にはC11形の「同形機」。
DE10

在籍数…2両

DE10-1099…JR東日本より譲受。一般色。
DE10-1109…JR東日本より譲受。北斗星色。
14系客車

在籍数…6両

0番台4両…JR四国より譲受。
500番台2両…JR北海道より譲受。
12系客車

在籍数…2両

2両ともJR四国より譲受し、展望車に改造の上使用中。
ヨ8000形

在籍数…2両

ヨ8634…JR貨物から譲受。
ヨ8709…JR西日本から譲受。


転車台について

SLの運行にあたって用意しなければならない物の一つが転車台。此方もSLの運行開始にあたり、各所から譲受した物を使用することになりました。下今市駅の物は国鉄時代の長門機関区で使用されていた物、鬼怒川温泉駅の物は三次駅で使用されていた物となります。

下今市 鬼怒川温泉


番外編 新鎌ヶ谷駅のC11

SL大樹の運行開始が始まる少し前から、新鎌ヶ谷駅のコンコースにC11のモニュメントが展示されています。これは当時の新鎌ヶ谷駅員による手作りとのことで、技術力の高さが伺えます。「カニ目」ライトの部分を目に見立てて度々表情を変えたりする遊び心も見せており、駅利用者としては今日はどんな顔をしているのか、楽しませてもらっていたりします。

尚、SL大樹が季節毎に取り付けているヘッドマークをこのモニュメントも取り付けている(もちろん実物そのままではなく、ヘッドマークを印刷したものではあるのですが)ようで、実物を見なくてもヘッドマークは確認することが可能です。

尚、C11が展示され始めてからしばらくすると、横に500系のモニュメントも設置され、新鎌ヶ谷駅構内は随分と賑やかになりました。2022年現在はC11のみの展示に戻っているようです。

表情A
(銀色地/基本)
表情B
(アクリル地/笑顔)
表情B
(銀色地/笑顔)
表情C
(アクリル地/目を回す)
表情D
(アクリル地/ジト目)
表情E
(アクリル地/眠る)
表情E
(銀色地/眠る)
表情F
(アクリル地/困り笑顔)
表情G
(アクリル地/><)
表情G
(銀色地/><)
表情H
(アクリル地/得意気)
表情I
(銀色地/(´ω`))
表情J
(銀色地/キリッ)
表情K
(銀色地/ハート)
※撮影日はバレンタインデーでした。
表情L
(銀色地/××)
その他、展示の様子や
細部など


新鎌ヶ谷駅以外のC11のモニュメント

上記の新鎌ヶ谷駅以外にもC11のモニュメントが設置されているケースがあるようで、207号機をベースとしてライトの部分を目に見立てているケースもあるようです(船橋にて確認)。精巧な物から微笑ましい出来の物まで、パターンは色々です。

船橋
(初期)
船橋 表情配置前
表情A
(笑顔)
表情B
(××)
細部など
新船橋
栃木
下今市
とうきょう
スカイツリー
(not 駅)

東武鉄道のTopへTopへ