10000系
5000系と新6000系の置き換えを目的に2002年に登場した車両で、JR東日本のE231系を基にした車両になりました。正直、乗った印象もE231系そのままです。これは、JR東日本の新津車両センターで製造された為、ほぼE231系と共通設計なのが大きな理由。この車両の登場後、E231系を基にした私鉄車両が多く登場することになり、そのきっかけを作った車両とも言えます。個性の塊のような車両から一気に無個性を極めたような車両に変わってしまったのは賛否両論ありますが、それまでの車両と比べて扱い易いのは間違い無いのでしょう。

相鉄では、創立100周年に向けた「デザインブランドアッププロジェクト」に基づき、新たなデザインとして「ヨコハマネイビーブルー」と呼ばれる塗装を採用し、内装も更新することを決定。改造第1号として2016年に9000系が運行を開始して以来、長い事他の形式には変化がありませんでしたが、2019年末に走行機器更新の為にJR東日本の工場に入場→相鉄帰還後に内外装を改造し、2020年より運行を開始しました。その際、標識灯の位置を変更しているので見た目の印象も変わっています。今後も徐々に更新が進む予定。

上写真は10706F、星川にて。
簡単な年表
2002年 登場
2019年 機器更新が始まる
最終更新:2023/12/18
【編成別】01F,04F,08F(3枚)、02F,03F,05F,06F(1枚)、07F(2枚)を追加。
【形式】10116、10215、10508、10708を追加。
【Others】そうにゃんの吊り革を追加。
【行先(3色)】各停西谷を追加。
【風景】9枚追加。



10000系の色。これがのちの統一色のもとになりました。上が緑、下が黄色という塗装ですが、何故9000系までは赤だったのに10000系でいきなり緑になったのかはよくわかりません。

撮影地:天王町
こちら、新塗装。緑→青、黄色→オレンジに変わりました。当たり前ではありますが、印象は殆ど変りません。

撮影地:天王町
こちらが2020年より運行を開始したヨコハマネイビーブルー仕様の車両。標識灯の位置が9000系よろしく変更されているので、大きく印象を変えています。一方、車内は座席の色くらいしか目立った変更は生じておらず、見た目ほどのイメージチェンジにはなっていません。この変更と合わせて走行機器の更新も施されています。

撮影地:西谷
…が、2020年以降の情勢故にYNB更新もなかなかうまく行かず、とはいえモーターは交換する時期なのでその工事を施した10702Fと10703Fは、区別の為か標識灯の変更は施されたものの、YNB仕様の内外装への更新は見送られ、結果として11000系に瓜二つで紛らわしい車両が登場することになってしまいました。後々YNBになれば良いのですけれど。

撮影地:星川
2023年、YNB更新も徐々に再開される流れになった様で、10704Fがその更新を施されています。同時に機器更新も施されていますが、JR東の人が出張してきているのか相鉄がノウハウを手に入れたのか、JR東日本の工場に運ばず、かしわ台の自社工場で機器更新を行っているようです。今後もこの形が取れれば手間も経費もかからないので、10000系の更新ペースが上がりそうな予感がします。

撮影地:西谷


〜編成別〜
10701F
急行 海老名行
西横浜
急行 海老名行
西横浜
快速 湘南台行
横浜
各停 横浜行き
天王町
特急 海老名行
横浜
特急 横浜行き
西谷
特急 横浜行き
西谷
特急 海老名行
横浜
特急 海老名行
星川
特急 海老名行
星川
快速 横浜行き
鶴ヶ峰
各停 湘南台行
星川
各停 横浜行き
星川
各停 湘南台行
星川
各停 横浜行き
星川
快速 海老名行
星川
快速 海老名行
星川
快速 横浜行き
二俣川
各停 西谷行き
横浜
快速 横浜行き
星川
各停 西谷行き
星川
各停 湘南台行
横浜
10702F
急行 横浜行き
天王町
快速 湘南台行
天王町
快速 横浜行き
天王町
急行 海老名行
天王町
特急 横浜行き
横浜
特急 海老名行
横浜
各停 湘南台行
二俣川
快速 横浜行き
平沼橋
特急 横浜行き
西谷
特急 横浜行き
西谷
各停 湘南台行
鶴ヶ峰
快速 横浜行き
星川
快速 横浜行き
星川
快速 海老名行
星川
快速 海老名行
星川
特急 横浜行き
星川
特急 横浜行き
星川
特急 横浜行き
星川
各停 横浜行き
星川
10703F
回送
西横浜
特急 海老名行
二俣川
各停 海老名行
横浜
各停 横浜行き
星川
各停 横浜行き
星川
快速 海老名行
鶴ヶ峰
回送
かしわ台
各停 横浜行き
星川
10704F
各停 横浜行き
天王町
各停 横浜行き
天王町
各停 大和行き
天王町
急行 横浜行き
二俣川
特急 海老名行
西谷
特急 海老名行
星川
特急 海老名行
星川
快速 横浜行き
星川
快速 海老名行
星川
かしわ台 快速 海老名行
横浜
快速 海老名行
星川
快速 海老名行
星川
10705F
各停 湘南台行
天王町
かしわ台 各停 横浜行き
天王町
各停 湘南台行
天王町
各停 横浜行き
横浜
各停 横浜行き
二俣川
各停 湘南台行
星川
各停 湘南台行
星川
各停 横浜行き
星川
特急 海老名行
西谷
西横浜 快速 横浜行き
二俣川
快速 横浜行き
星川
10706F
回送
西横浜
快速 横浜行き
二俣川
各停 横浜行き
緑園都市
急行 海老名行
横浜
快速 横浜行き
星川
各停 横浜行き
二俣川
各停 横浜行き
二俣川
快速 海老名行
星川
特急 横浜行き
星川
10707F
各停 横浜行き
天王町
各停 湘南台行
天王町
各停 横浜行き
天王町
快速 横浜行き
西谷
各停 西谷行き
星川
快速 海老名行
星川
10708F
急行 横浜行き
平沼橋
快速 湘南台行
平沼橋
各停 横浜行き
横浜
特急 湘南台行
横浜
快速 湘南台行
二俣川
各停 横浜行き
星川
各停 湘南台行
星川
快速 湘南台行
西谷
快速 横浜行き
星川
各停 湘南台行
星川
各停 横浜行き
二俣川


〜形式別〜
クハ10500
(Tc1)

10506(緑園都市)

10508(星川)
クハ10700
(Tc2)

10708(星川)
モハ10100
(M1)

10116(星川)
モハ10200
(M2)

10215(星川)


〜Others〜
原型
ドア車内座  席吊り革 ロゴ
標識灯
YNB
ドア車内座席優先席 吊り革
標識灯
共通
座席袖仕切り扉上案内表示貫通扉吊り革
(そうにゃん)


〜行先表示〜
3色
各停 湘南台特急 海老名急行 海老名 快速 湘南台快速 横浜各停 横浜
各停 西谷
フルカラー 行き先
特急 海老名 各停 西谷
行き先
次の停車駅
快速 海老名


〜映像〜
・10000系 鶴ヶ峰発着(youtube)

編成番号は動画内に記載しています。

9000系までの車両が個性を極めたような車両だったのから一転して、一気に標準的な車両へと変貌してしまった10000系。とはいえ、今となってはE231系で減りつつある初期の三菱IGBTが楽に聞ける或る意味貴重な形式とも言えます。今後機器更新が施されるようなので楽に見れる内に堪能しておくが吉です。

・10000系ドア開閉(youtube)

それまでの個性の塊のような車両から一転し、標準化を極めたような車両として登場した10000系。見ても乗ってもその印象はE231系そのもので、扉だけ切り取って見てみてもE231系にしか見えません。 ヨコハマネイビーブルー化が施された編成も、扉番号のシールが異なるだけでそれ以外はこれと全く同じです。


・10706F 上星川・星川発着(youtube)

10000系は、それまで個性の塊のような車両ばかり入っていた相鉄にあって逆に新鮮なE231系ほぼそのままの車両。導入当初は何故か緑帯、後に青帯になりこれが他の車両にも波及しましたが、今後は徐々にYNB化とそれに合わせた内外装の更新が進んでゆくようです。E231系そのまま、という印象を払拭できるかもしれませんね。

モーター音もE231系のそれと同じく、特徴的な三菱IGBTが用いられています。JR側が絶滅危惧種である事を考えると意外と貴重なのかもしれませんが、10000系も今後は機器更新が進むようなので、この姿&この音を堪能したい方はお早めに。


・10701F 星川通過(youtube)

10000系のYNB化第一号となった10701F。車内のイメージもモケットの変化程度で大した違いはなく、見た目が大きく変わった割には乗った印象はあまり変わらなかった印象でした。一応、モーターは換装されています(この動画ではわかりませんが)。


・緑園都市駅 8709F発車→10706F到着(youtube)

相鉄8000系のうち約半数の編成はYNB化が施されることになりました。殆ど9000系と同じになるのかと思いきや、意外と前面形状が違っていた事や、車内の更新は9000系より控えめなので受ける印象は大分異なっています。
おまけで到着する10000系もどうぞ。



〜風景・並び〜
星川西横浜西横浜星川星川星川
星川星川星川星川星川星川

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