07系
1992年に有楽町線の運用増に対する補填として登場した車両で、基本的に06系と同一の見た目をしていますが、モーターは06系と異なり三菱/日立製となりました。同様のモーターは後に02,03系でも採用されています。

7000系の後継として登場したわけではないため、導入は6本に留まり、06系ほどではないにせよなかなか出会えない車両になってしまいました。後に副都心線の開業に際して小竹向原駅にホームドアを設置することになった事から、若干扉の位置が異なっていた07系は運用上ネックになってしまい、丁度5000系の置き換えを続けていた東西線へと転属し、5000系はこの転属によって引退する事になりました。

以降は東西線で他の車両と分け隔てなく運用され続けており、東西線にはワイドドアや若干のドアの位置のずれにも対応したホームドアが設置された事から運用上のネックになる事も無く、2018年からは更新修繕も開始。今後も長い活躍が期待されます。

上写真は07-106F。西葛西にて。
簡単な年表
1992年 登場
2006/10 東西線に転属開始
2006/11/8 東西線で運用開始

最終更新:2023/10/1
【編成】101,102(2枚)、103,104,106(4枚)、105(6枚)を追加。
【行先】通勤快速三鷹、東西線直通を追加。
【風景】4枚追加。



〜編成別〜
101F
各停 西船橋行
西葛西
各停 西船橋行
中野
東西線直通
船橋
通勤快速 三鷹
船橋
102F
西船橋行き
西葛西
快速 勝田台行
東陽町
各停 西船橋行
西船橋
各停 中野行き
西船橋
各停 津田沼行
船橋
各停 津田沼行
船橋
103F
九段下行き
深川検車区
九段下行き
深川検車区
三鷹行き
浦安
三鷹行き
浦安
西船橋行き
浦安
中野行き
浦安
東葉勝田台行
浦安
三鷹行き
西葛西
三鷹行き
南行徳
各停 三鷹行き
西船橋
各停 中野行き
西葛西
各停 津田沼行
船橋
各停 津田沼行
船橋
通勤快速 三鷹
船橋
104F
川越市行き
新木場検車区
三鷹行き
浦安
三鷹行き
浦安
中野行き
西船橋
三鷹行き
大手町
西船橋行き
葛西
各停 妙典行き
西葛西
各停 西船橋行
葛西
各停 西船橋行
西葛西
通勤快速 三鷹
船橋
各停 津田沼行
船橋
通勤快速 三鷹
船橋
105F
準急 川越市
新木場
新木場行き
新木場
西船橋行き
西葛西
各停 西船橋行
東陽町
各停 中野行き
西葛西
各停 中野行き
中野
通勤快速 三鷹
船橋
東西線直通
船橋
通勤快速 三鷹
船橋
各停 津田沼行
船橋
各停 津田沼行
船橋
106F
中野行き
妙典
回送
船橋
各停 西船橋行
西葛西
各停 西船橋行
葛西
各停 三鷹行き
妙典
中央線直通
妙典
東西線直通
船橋
各停 津田沼行
船橋


〜形式別〜
07-100
102(西船橋)

106/更新(西船橋)
07-200
202(西船橋)

206/更新(西船橋)
07-300
302(西船橋)

306/更新(西船橋)
07-400
402(西船橋)

406/更新(西船橋)
07-500
502(西船橋)

506/更新(西船橋)
07-600
602(西船橋)

606/更新(西船橋)
07-700
702(西船橋)

706/更新(西船橋)
07-800
802(西船橋)

806/更新(西船橋)
07-900
902(西船橋)

906/更新(西船橋)
07-000
002(西船橋)

006/更新(西船橋)


〜Others〜
原型車
ドア 車内
モケットA
貫通扉 座席
モケットB
車内
モケットB
車椅子スペース
ドア
注意表記あり
扉上案内表示標識灯 座席
モケットA
座席袖仕切り製造表示
車内
モケットA
ポール設置後
更新
ドア車内座席優先席座席袖仕切り貫通扉
扉上案内表示標識灯
共通
転落防止幌 パンタグラフ 台車 吊り革


〜行先表示〜
原型車
新木場三鷹中野妙典回送各停 妙典
各停 西船橋
更新車
中央線直通各停 三鷹東西線直通 通勤快速 三鷹


〜走行音〜
07系三菱IGBT車走行音

【東西線】葛西〜浦安(2分18秒:752KB)
【東西線】妙典〜原木中山

東京メトロ(当時の営団地下鉄)では他社がGTO車を導入していた頃に既に積極的にIGBT車を導入していたのが大きな特徴で、全国的に見れば珍しい非常に初期のIGBTのモーター音を聞くことが出来ます。とはいえメトロに於いてこの三菱IGBTは珍しい物ではなく、02系と03系でも多く聞くことが出来ます。

07系日立IGBT車走行音

【東西線】浦安〜南行徳(1分36秒:527KB)
【東西線】南行徳〜行徳(1分50秒:603KB)
【東西線】妙典〜原木中山(2分44秒:890KB)

一方日立IGBTを採用している編成のモーター音が此方。こちらも02系、03系で多く聞くことが出来る音で、現在の車両と比べても非常に静かなのが特徴。

07系更新車走行音

【東西線】妙典〜行徳(1分53秒:617KB)

そんな07系も修繕が施される時期になってしまいました。更新後は三菱PMSMに変更されており、静粛性が増した代わりにモーター音は目立たなくなっています。ドアチャイムも所謂「JRタイプ」に変更されてしまいました。




〜映像〜

・106F 門前仲町発車

有楽町線からまさかの転属を果たし東西線での活躍を行っている07系。有楽町線時代の弱冷房車表示を剥がした跡も少し残っていたりします。車内は他の車両と比べると若干色遣いも異なっており、少し豪華な印象。これが来ると嬉しくなります。


・101F 門前仲町発着

07系のうち、1次車(101・102F)は三菱IGBTで導入されました。東京メトロは非常に早いうちからIGBTの車両を導入しており、このモーターも初期の初期の物となりますが、後に東西線に導入された三菱IGBTの車両と比べて静かなようにも思えます。


・104F更新車妙典発着

2番線到着→3番線発車の順となります。B修が施された07系はモーターも三菱PMSMに変わりました。最初に聞こえる警笛は10000系などで聞くことが出来る物ですが、07系はB修より前にこの音に変わっていました。


・101F 妙典発着

2番線発車→3番線到着→発車の順となります。当時風が強く、またカメラも古い上に調子も良くないので度々不具合が生じています。2番線発車は度々映像が飛び、その他の2つは音が籠ってしまいました(カメラの収音部を塞いでいる、という事は全く無いのですが…)。そのうちリベンジ出来たら行いたいところです。

さて、前置きが長くなりましたが、07系は現在B修が進められており、原形の状態を記録するなら今のうちです。最初の2編成は三菱のIGBTとなっています。

・07系 ドア開閉

東京メトロではごくごく標準的な形状、動き、音の扉。07系では化粧板が白いため、窓枠の色が目立ってしまっています。


・07系 扉上LEDの様子

07系のLEDを撮影した、というよりダイヤの乱れによって生じた妙典行きを撮影(もちろん撮影は西船橋)した、というのが本音ですが・・・。基本的に05系(2〜7次車)と表示内容は全く同じですが、表示機そのものの形がちょっと事なっており、端の方が斜めにカットされてます。余談ながら、この列車は妙典到着前に中野だか東陽町だか、その辺りまでの列車に戻りました。



〜風景・並び〜
深川検車区深川検車区深川検車区 深川検車区深川検車区葛西
西葛西西葛西船橋 船橋中野船橋


〜その他〜
深川検車区 深川検車区

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