1000形
形式としては2002年に登場した2代目1000形ですが、2007年3月以降は車体構造が全く別のものとなり、ステンレス車体で国産モーターの仕様に変更されました。立ち位置がそれまでの車両と同じ、というだけで実質別の車両と言えます。
細かい変化を続けながら製造が続けられましたが、2023年以降(22次車〜)は1890番台に準じた仕様変更が行われているので、車両としての公開はここで分けるのが無難なのかと思われます。

上写真は生麦にて。
簡単な年表
2007/3 ステンレス化された1073F登場。以後の標準となる。
最終更新:2023/12/18
【編成】26枚追加(詳細はページ内にて)。
【ラッピング】夏詣のHMを2枚追加。
【行先】特急 神奈川新町、特急 三崎口を追加。
【風景】1枚追加。
【その他】1枚追加。
 



京急創立120周年を記念して運行された「京急120周年記念ギャラリー号」。丁度この年に登場し、記念に「1200」番台となった1201編成にラッピングが施され、前面の車両番号表記の横にもラッピングで「1」が追加され、「120」という数字を強調しているようです。

撮影場所:八丁畷
京急ミュージアムでシミュレーターに用いられている1000形の先頭部。実はこの車両の出元にはとある噂があります。というのは、1625編成の製造中に川崎重工の工場内で車両が破損してしまい、その車両は作り直し。結果として廃棄されてしまった車両が存在しており、その車両の先頭部分を転用したのでは?という物。真偽は不明なので、あくまで話のネタとして捉えて頂ければ。

撮影場所:京急ミュージアム
神奈川新町駅前の踏切に無理やり侵入して立ち往生したトラックに衝突する事故が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。当該の編成は1137編成で、損傷が酷く廃車になってしまいました。

撮影場所:八丁畷



編成写真

編成数が多く撮影数も多いので、編成写真は別ページに分割いたします。

8連×19本、6連×24本、4連…14本


〜保存車〜
モックアップ
(京急ミュージアム)


〜型式別〜
デハ1000形
(M2sc)

1176(久里浜工場)
デハ1000形
(M2uc)

1089(高砂)

1805(金沢八景)
デハ1000形
(M1u)

1806(金沢八景)
サハ1000形
(Tu)

1091(品川)


〜ラッピング・ロゴなど〜
各種ロゴ
各種ヘッドマーク類
北総〜京急
直通30周年
夏詣 2022 夏詣 2023
京急双立120周年記念
京急沿線の風景
ギャラリー号
(1201F)


〜ドア〜
ドア
LED
ドア
黄帯・LED
ドア
黄帯・LED
扉番号無し
ドア
黄帯・LCD
ドア
16次車〜
LCD一般
ドア
16次車〜
LCD隣接


〜車内〜
6次車
登場当初
標準16次車〜


〜Others〜
貫通扉 パンタグラフ 標識灯 扉番号
後部標識灯
1800番台
扉上案内表示
LED
扉上案内表示
LCD×1
扉上案内表示
LCD×2・隣接
標識灯 (LED)
運転台車椅子スペース座席袖仕切り
16次車〜
吊り革補助椅子
座席 16次車〜 ボックスシート


〜行先表示〜
旧表示
普通 三崎口 快特 泉岳寺 急行 青砥 急行 高砂 普通 高砂 快特 高砂
試運転 普通 新逗子
新表示
普通 京急蒲田 エアポート急行 新逗子 エアポート快特 成田空港
エアポート急行 逗子・葉山 快速 佐倉 試運転
エアポート急行 金沢文庫 KEIKYU 特急 神奈川新町
特急 三崎口


〜車両の音〜
・1000形ドアチャイム

右側(5秒:32KB)
左側(3秒:19KB)

開くときと閉まる時ではなく、左右で音程が変わります。

・1000形(三菱IGBT)走行音

【京成本線】高砂〜青砥(2分14秒:730KB)
【京成押上線】曳舟〜八広(1分35秒:521KB)…1089編成にて
【都営浅草線】大門〜新橋(1分37秒:531KB)

ステンレス車は走行装置も国内製に変更。コストダウンとなりました。モーターは三菱製。いかにも三菱、といった感じの走行音になりました。音量が大きいのは相変わらず。

・1000形(東洋IGBT)走行音

【京急本線】京急川崎〜京急蒲田(4分42秒:1.49MB)

ステンレス車のうち、4連と6連の車両は東洋IGBTを採用。ありふれた音なので特に面白くはありません。近年、アルミ車の機器更新車もこのモーターになっている車両が多数存在しています。



〜映像〜

・1225F三菱SiC日本橋発着(youtube)

仕様の変更が加わりながらずっと製造され続けてきた1000形ですが、近年の車両は三菱SiCとなりました。とはいえ、直通に際し不具合が生じたのか中々その運用に加わらずに歯がゆい状態が続いていたようです。現在は他の8連と同じく、都営・京成・北総線内に入ってくるようになりました。音は相変わらず大きい物の、都線内に入ってくる京急車の中では一番無難な音のように思えます。


・1121F三菱IGBT日本橋発着(youtube)

1000形は1形式としての製造期間がかなり長期にわたっている車両としても有名ですが、車両の仕様ではなく用途で形式を分けているのか、登場当初と今の最新編成では全く別の車両となっています。1073Fから先の車両はステンレスとなり、ラッピングで赤色を再現する形になりました。このタイプの8連の編成は三菱IGBTで、音そのものは凡な物ですが音量が非常に大きいので聞き応えは十分。阪神1000形がほぼ同じ音を出すので関西の方にもなじみ深い音なのではないでしょうか。


・1000形東洋IGBT発着集(youtube)

多種多様な仕様が存在する1000形ですが、モーター的に最も多数派になっているのはごく普通の東洋IGBTとなります。東洋IGBTで登場した編成のみならず、シーメンスGTOの編成の更新後も東洋IGBTになっている事があるようです。動画内ではアルミ車、ステンレス車、ステンレス全塗装車をそれぞれ収録しています。


・1367形東芝PMSM天空橋発着(youtube)

1000形のうち、1367編成は京急で唯一の東芝PMSMの編成となっています。試験的な採用と思われますが、後にPMSMの編成が増えていないところを見ると本採用には至らなかったのでしょうか。残念。


・1000形三菱SiC天空橋発着(youtube)

1000形のステンレスでありながら全塗装されるようになった近年の編成のうち、8両の編成は通称「1200形」とも呼ばれています。モーターは三菱フルSiCとなっていますが、これが他の路線への直通に使えない一因となっているそうな。そのうち解禁されればいいですね。モーター音自体はなかなか派手で聞き応えがあります。


・1800番台東洋IGBT立会川発着(youtube)

柔軟な運用をこなす事が出来る車両として登場した通称「1800形」ですが、結局当初の目論見通りの活躍は出来ず、4連の各駅停車で運行される事が殆どな現状。いつかは輝ける時が来ると良いのですが。 モーターに関してはごく普通の東洋IGBTなので、乗ってしまえば他の1000形と同じです。


・1089F三菱IGBT羽田第3発着(youtube)

ステンレスとしてはかなり初期の車両である7次車。一番最初のステンレス車となった1073編成(6次車)と仕様は殆ど変わりません。モーターは三菱IGBTで、阪神1000形などがほぼ同じモーター音となります。派手な音なので個人的には好きです。


・1177F三菱SiC羽田第3発着(youtube)

製造が長期にわたり、もはや最初の編成とは全く別の車両となった1000形。車両の使用ではなく、用途で形式を分けているのかな、なんて感じたりもします。ステンレス車体になって暫く経ちましたが、15・16次車では「赤い電車」らしさをもう少し復活させたかったのか、車体の一部に見えていたステンレスの銀色を排し、フルラッピングが施されるようになりました。モーターは最新の車両らしく、三菱SiCとなっています。


・1209F三菱SiC羽田第3発着(youtube)

製造が長期にわたり、もはや最初の編成とは全く別の車両となった1000形。車両の使用ではなく、用途で形式を分けているのかな、なんて感じたりもします。ステンレス車体になって暫く経ちましたが、17次車からはとうとう「赤い電車」としての意地を見せたのか、車体を全塗装するに至ってしまいました。ここまでこだわりを見せられるともはや天晴れです。モーターは最新の車両らしく、三菱SiCとなっています。


・1000形1073編成青砥発車(youtube)

1073編成は、1000形のステンレス第1号。登場当時は、扉に黄色いテープが張られていなかったので他の編成との区別は簡単でしたが、現在は黄色いテープが設置されたので他の編成との違いがいまいちよくわかりません(一応、細かい点での差異はあるらしい)。


・1000形1089編成四ツ木発車(youtube)

成田スカイアクセスの開業後、一部の編成が600形に交じってアクセス特急に用いられることになった1000形。登場した当時はステンレスになったことで賛否両論だったようですが、個人的にはステンレスになっても真赤な電車という特徴を受け継いでいる所に京急の意地を感じます。 これはまだステンレスの1000形が京成線内では珍しかった頃に撮影したもの。国産のVVVFになっても相変わらず迫力のある音なのは嬉しいものです。


・1000形1089編成浅草橋発車(youtube)

少し見た目の印象が変わり丸い顔つきになった新1000形のステンレス車。走行装置もシーメンスのものではなくなりましたが、派手な音は相変わらず健在です。都営浅草線〜京成押上線に乗車しようとすると、何故かよくこのステンレス車に乗り合わせてしまいます。


・1000形SUS+AL12連立会川通過(youtube)

銀色8+赤4、という編成。この2種類の全く違った「赤い電車」同士をつないだ列車、個人的には好きです。もちろん赤と銀の両数が逆でも可。 品川方面は立会川の次がカーブの中にある鮫洲駅なので、そんなに速度は出していないことが多いです。



〜風景・並びなど〜
生麦品川高砂 鶴見市場〜花月園前
久里浜工場
久里浜工場品川八丁畷 鬼越〜八幡神奈川新町品川
北品川〜品川北品川〜品川品川 品川金沢八景金沢八景
日本橋神奈川新町


〜その他〜
熊本空港福岡空港福岡空港 京急ミュージアム横浜
鹿児島空港

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