三菱エアロスター(初代) / 東京都交通局

1984年に、それまでのモノコックボディから脱却し、三菱初の量産型のスケルトンモデルとして登場したのがエアロスターで、フロントマスクが左右非対称で、視野角大窓が設けられたのが大きな見た目上の特徴となりました。純正のエアロスターの車体メーカーは三菱と呉羽(のちの新呉羽)の2社が存在し、どちらかと言うと三菱製の方が角ばった見た目をしていました。

都営バスでは、リフト付き超低床バスや、蓄圧式のハイブリッドバス「MBECS」等、数々の新機軸を導入し、趣味的に楽しい車種でもありました。現在都営バスで現役の車両こそないものの、地方に渡った車両も多く存在します。

上写真はK-Z332、花川戸にて。
最終更新:2022/11/2
【U-MP618】K-Y703、K-Z358、K-Z763を追加。
【MP6X】新規追加。
【U-MP628】K-Z377を追加。
【KC-MP627】新規追加。



・U-MP218/618系

1990年の平成元年排出ガス規制に適合した型式で、前面のバンパーのフォグランプが丸型から角形になった事がP-MP218/618との見た目上の差になりますが、実質見た目の差はほぼ無いと言ってよいでしょう。

都営バスに於いては、蓄圧式ハイブリッドバス「MBECS」の試作車として登場した車両が有名でした。日本どころか世界で1台だけの車両でした。

【渋谷】B-X323

品川22 か 45-93
U-MP618K(新呉羽)
グリーンシャトル
都06
新橋駅
【渋谷】B-X325

品川22 か 45-95
U-MP618K(新呉羽)
グリーンシャトル
都06
新橋駅
【渋谷】B-X424

品川22 か 52-18
U-MP218K(三菱)
浜88
東京タワー
【早稲田】T-X450

練馬22 か 58-17
U-MP218K(新呉羽)
国展01
東京ビッグサイト
【南千住】K-Y700

足立22 か 45-51
U-MP218K(三菱)
上46
汐入都営住宅
【南千住】K-Y703

足立22 か 45-54
U-MP218K(三菱)
東42甲
リゲイン
南千住
【南千住】K-Z332

足立22 か 48-03
U-MP618K改(三菱) 「MBECS」試作車
都08
花川戸
都08
花川戸
南千48
南千住駅東口
南千48
南千住駅東口
【南千住】K-Z358

足立22 か 47-99
U-MP618K(三菱)
グリーンリバー
回送車
南千住車庫
【南千住】K-Z363

足立22 か 48-11
U-MP618K(三菱)
グリーンリバー
上46
南千住駅東口
【南千住】K-Z361

足立22 か 48-02
U-MP618K(三菱)
上46
南千住・汐入
【千住】H-A482

足立22 か 49-72
U-MP618K(三菱)
千住営業所


・MP6X(U-MP618K改)

東京都庁が現在の西新宿の庁舎に移転したのをきっかけに、新宿駅〜都庁の循環バス用として導入した型式で、地上高550mmのワンステップバスという当時としては非常に先進的な車両になり、後のバスのバリアフリー化の礎となりました。このバス「都市型超低床バス」と名付けられ、試作的な存在だったが故に排ガス規制の記号もありません。横置きのエンジンレイアウトにした事によって車体の後部迄フルフラットにすることが出来ました(これを実証するため、後扉も設置されて3扉になっています)。
車体は新呉羽が担当し、当時の新呉羽製の貸切バスに使用されていたタイプのヘッドライトを採用した特異な見た目となり、この見た目がここから暫く続く「超低床バス」シリーズのスタイルになりました。
この試作車は東京都営で運用された他、横浜市交通局にも導入されましたが、後者は既存形式の改造扱いとなり「U-MP618K改」となります。

【千住】H-W296

足立22 か 41-89
MP6X(新呉羽)
都市型超低床バス
草43
浅草一丁目


・U-MP628系

東京都交通局が中心となって導入したリフト付きのバスで、MP6Xで採用された技術を本格的に採用した最初の型式となります。MP6Xと異なり、側面は2扉に戻されました。引退のタイミングの東京都は引退車両の他社譲渡を行わない方針を取っていた事から、他社へ譲渡された車両は存在していません。

【深川】S-Y796

足立22 か 54-27
U-MP628M(新呉羽)
リフト付超低床バス
東16
東京駅八重洲口
【南千住】K-Z375

足立22 か 48-15
U-MP628M(新呉羽)
リフト付超低床バス
都08
花川戸
【南千住】K-Z377

足立22 か 48-17
U-MP628M改(新呉羽)
リフト付超低床バス
都08
東武浅草駅


・KC-MP627系

U-MP628が1995年に平成6年排ガス規制に対応した事で型式変更となったもので、この代の車両の都営からの引退を最後にこの見た目のエアロスターは完全に過去帳入りしてしまいました。技術的にも重要なシリーズだったので1台くらい保存して欲しかったものですが、無理は言えませんね…。

【南千住】K-B747

足立22 か 51-54
KC-MP627M(新呉羽)
リフト付超低床バス
南千住駅東口


・KC-MP237/637系

蓄圧式ハイブリッド機構を搭載した低公害型バスとして1993年に登場した「MBECS」。この車両にアイドリングストップ機能と酸化触媒マフラーを装着して登場した型式がKC-MP237/637系となります。この機能を基として、ニューエアロスターが登場しました。

【渋谷】B-B628

品川22 か 54-26
KC-MP637K改(三菱)
MBECS
田87
渋谷駅
【南千住】K-B639

足立22 か 51-14
KC-MP637K改(三菱)
MBECS
回送車
南千住・汐入
東42乙
秋葉原駅前
東42乙
秋葉原駅前
東42乙
秋葉原駅前
都08
秋葉原駅前
都08
秋葉原駅前
回送車
秋葉原駅前

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