800形
1971年から登場した新京成初のオリジナル車両。車体は当時の京成電鉄の主力車両を基にしており、窓配置やドア窓などに昔の京成の面影が見られます。登場当初は京成3000形(先代)に似た顔つきでしたが、1985年から更新が行われました。その際に貫通扉が廃止されたりもしています。前面に銀色の枠が存在していますが、これはデザイン上のものであり、貫通扉ではありません。

8両編成のみが在籍していた上、他の車両と比べて使い勝手も良くなかったため、晩年は朝夕以外はくぬぎ山の車庫で休んでいることが多くなっていました。2010年7月17日のダイヤ改正で、全ての車両のN800形への置き換えが完了。現在、研修所に800形の車体を用いたシミュレーターが残っている以外は全てが解体されてしまったようです。

上写真は806F、新鎌ヶ谷にて。
簡単な年表
1971年 登場
1985年 更新
1991年 北総鉄道(当時北総開発鉄道)に貸し出し
1992年 ↑が返却される。
2005年 N800形の登場により、1本が廃車
2010/7/17 引退
最終更新:2021/3/17 映像を追加。




〜編成別〜
806F
京成津田沼行
新鎌ヶ谷
松戸行き
新津田沼
松戸行き
新津田沼
810F
回送
椚山〜北初富
818F
松戸行き
新鎌ヶ谷
松戸行き
初富
松戸行き
新鎌ヶ谷


〜Others〜
先頭車だった部分を中間車に改造した車両が存在します。
一見、大改造されているように見えますが…
車内はこんな具合。まるで2編成を繋いだかのような見た目になっています。
そしてここに近づいてみると、左側は運転機器を取り払っただけでそのまま
右側は立ち席用スペースとして利用されています。沿線の反応はどうなんだろう…

撮影場所:全て京成津田沼にて
運転台後には1つ窓が設置されており、それなりにスペースがあるのですが
ここに座席は設けられていません。立ち席用か、それとも車いすスペースなのか。
まぁ、恐らく前者なのだと思いますが、このようなスペースがあるのは
なかなか面白いことなのではないでしょうか。

撮影場所:京成津田沼にて


ドア 台車 パンタグラフ 中間化改造車 側面の車号
813
車内
中間化改造車
車内の様子

その様子(左)
←←
その様子(右)
貫通扉A 貫通扉B 運転台後の様子
運転台 吊り革 扇風機 側灯
乗務員室扉 ドアコック ドアスイッチ 「日本車輌」
「大榮車輌」
プレート
京成グループロゴ
標識灯


〜行先表示〜
松戸


〜車両の音〜
・800形走行音

【新京成線】新鎌ヶ谷〜初富(1分54秒:624KB)
【新京成線】鎌ヶ谷大仏〜二和向台(1分33秒:508KB)

起動時こそ静かな音ですが、速度が上がるにつれて徐々に賑やかな音になるのが特徴的でした。かなり揺れる電車で乗り心地なんて求めてはいけないような状態でしたが、今はそれも懐かしい思い出。



〜さよなら展示会の様子(新津田沼駅前)〜


〜映像〜
800形ドア開閉(youtube)

京成電鉄では見られなくなった1枚扉もここ新京成では遅くまで現役でした。しかも扉の窓が小さいという今となっては大変貴重な仕様です。地方私鉄でもこういった車両は少ないのではないでしょうか。扉の動き方も京成や京急の1枚扉の車両とは大分異なっており、音も大きければ動き方もなんだかぎこちない感じ。



〜風景・並び〜
貴重なもの同士 どちらかというと800のほうが狸に見えるような あせったら車と柵が被ってしまった… 営業上だったら相当貴重な並び
新津田沼 北初富〜くぬぎ山

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