井川線では、アプト区間が開業してからは常に機関車は編成の千頭側に連結されることになっているのですが、それでは井川方面の列車を運用するのに支障が出てしまいます。そのため、井川方面の列車で機関車を遠隔操作するために運転台を設けた客車が登場することとなり、登場したのがこのクハ600形。運転台は井川線の主力機関車であるDD20形とほぼ同等のもの。台車は相変わらず貨車からの流用です。
他の車両(スロフ300形など)と比べて全体的に窓が大きくて開放的なのが特徴。側扉の窓も例外なく大きな窓となっています。
上写真はクハ601。井川にて。
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