1996年、阪急3100系を譲受して登場した車両で、それまでの譲渡車のイメージを変えたかったのか、内装が阪急お得意の木目調から白の化粧版に取り換えられたのが大きな変化点となりました。前面のデザインも変更され、標識灯の位置を変更し、その周りにアルミ製の板を巻いています(同様の前面の変化は1500系にも施されました)。阪急電鉄では2016年に引退してしまった3100系、唯一の実動編成がこの車両となるわけですが、これらの大改造ゆえ、阪急当時の面影はやや薄く感じるかもしれません。
3100系は4両編成1本のみだった上、上記の改造もありとても中途半端な立ち位置の車両でした。それ故かは分かりませんが、1700系よりも先行して2021年に引退してしまいました。親会社の阪急ではまだ3000系統の3300系が現役なのですが…。
上写真は3120F、川西能勢口にて。
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