7000系
南海本線の輸送力増強、並びに吊り掛け式の旧式車両の代替を目的として1963年に登場した車両で、前年に登場した6000系がステンレスとなったのに対し、7000圭は従来通りの鋼製車体となりました。これは、当時のステンレス車は高価であったことと、高野線と比べて踏切事故が多かった南海本線に於いて、万が一の際の修繕を容易くする為の措置でした。

特急サザンの自由席車としても多く運行された南海電鉄の通勤型車両を代表する車両でしたが、海沿いを走る南海本線に於いて長年運行が続いたため車体の傷みが深刻だったようで、8000系の導入をきっかけに代替が始まりました。8000系に次いで8300系が導入され、泉北高速鉄道からもステンレス車体の3000系を譲受する等した事により2015年10月に代替を完了し、引退。その後は先頭部がみさき公園に保存されていましたが、みさき公園が閉園した現状、その車両が今どこに置いてあるのかはよく分かりません。南海が引き取って車庫にでも置いてくれていればいいのですが…。

個人的には、この車両の1枚扉の大きな窓から見える海の景色が好きでした。

上写真は7033F、新今宮にて。
簡単な年表
1963年 登場
2007年 廃車が始まる
2015年10月 引退
最終更新:2019/11/22
【保存車】【ラッピング】全て追加。
【Others】パンタグラフ以外を追加。
【風景】2枚追加。
 



〜編成別〜
7021F
サザン 和歌山市
天下茶屋
7023F
特急 なんば行
新今宮
7029F
特急 なんば行
新今宮
7033F
サザン なんば行
新今宮
サザン 和歌山市
新今宮
7037F
空急 関西空港
難波
7041F
空急 関西空港
難波
7043F
空急 なんば行
新今宮
空急 関西空港
新今宮


〜保存車〜
7033
(みさき公園)
7041
(みさき公園)
FS355
標準ミンデン台車
(みさき公園)


〜ラッピング・ロゴ等〜
各種ヘッドマーク類


〜Others〜
パンタグラフ 製造表示 車外 形式表示車内 保存車 ドア 番号設置後
座席運転台吊り革製造表示 車内 標識灯


〜行先表示〜
空急 関西空港


〜車両の音〜
・7000系走行音

【南海本線】和歌山市〜みさき公園(11分54秒: 3.78MB)

ごく普通の抵抗制御。何の特徴もありません。いやー、味のある音ですね(6000、6300、7100もこの音だけど)。これでも特急サザンとして運用されています。流石に新車作った方が…と思いますがこれはこれで貴重な存在なのかもしれません。片開き扉は京急とかと比べればよっぽど大人しい動きをしています。



〜風景・並び〜
窓が大きいので景色のよさが際立ちます
新今宮みさき公園付近みさき公園みさき公園

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