1201形
1934年から導入された中型の汎用型車両で、木造車の鋼体化改造名義で導入されています。車両番号は製造の番号と一致していない他、詳しく分けると実に細かなグループに分かれます。この車両、旧型車両の知識に乏しい自分にとっても、昇圧が為されなかった貴志川線(現在の和歌山電鉄)で長く運行が続いた為、その印象が強く残っています。

1986年以降は車体整備工事も行われたものの、戦前製の電車を長く使い続ける事には限界があり、冷房化も速達化も図れない事から、1995年に22000系改造の2270系で置き換えられて引退しました。それでも十分すぎる長生きですね。

現在は、1201形そのままの姿で残っている車両は加悦SL広場に残っていますが、あまり状態は芳しくありません。水間鉄道に譲渡された車両が1両それなりの状態で水間観音駅に残っているので、そちらを見るのが無難かと思われます。

上写真は加悦SL広場にて。
簡単な年表
1934年 登場(グループ全体として)
1986年 車体整備工事を施行
1995年 引退
最終更新:2018/12/30 ページの作成。



〜保存車〜
モハ1202
(加悦SL広場)


〜Others〜
台車

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