那覇市内を中心に広範なバス路線を運航している事業者で、沖縄の「4大バス事業者」のうちの1つ。元々は「那覇交通」として運行されており、首里バスを合併するなど事業を拡大していましたが、次第に経営危機に陥り、2002年には民事再生手続きを行った…という過去もあります。その後、第一交通の子会社となり、社名を「那覇交通」から「那覇バス」に改めて今に至っています。
市内路線用の車両は青帯、長距離路線用の車両は虹色の帯を纏っているのが特徴。後者は琉球バス交通に同じ塗装の車両が多数在籍しており、とてもややこしい事になっていますが、これは琉球バスが那覇バスと同様に第一交通の子会社となってから導入した車両で共通の塗装を採用した事が理由でもあります（かつては琉球バスも全く異なる塗装となっていました）。実際に沖縄を訪問すると何となく実感しますが、どの事業者の路線がどこで運行されているのか正直どうでもいいような、滅茶苦茶に入り組んだ路線網になっているので、バスの塗装はあまり関係ないのかもしれません。
他者からの譲渡車も数多く、趣味的にはとても面白い事業者でもあります。車両のメーカーは万遍なく在籍しているようにも見えますが、他と比べると三菱の割合が少ないように思えます。
上写真は241号車。国際通りにて。
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