200形 |
大橋〜住吉の延伸を控え、輸送力増強が必要になった事から1950年に登場した200形は、長崎電気軌道にとって初のボギー車となりました。細かく分けると4形式に区分され、登場から60年以上経過した今でも長崎電気軌道の主力車両として運行されています。以下、形式ごとの説明を。 201形…1950年から製造されたグループで、日立製作所製。電装品や制御装置は三菱電機製。 202形…同じく1950年から製造されたグループで、日本車輛製。電装品や制御装置は三菱電機製。201形と異なり、ウィンドシル・ヘッダーがあるため、そこが違いとなります。 211形…1951年に導入されたグループで、日立製作所製。電装品や制御装置は日立製作所製。201・202形と比べて台車の吊りリンク機構が改良されています。 300形…1953年に導入されたグループで、日立製作所製。電装品や制御装置は日立製作所製。台車ごとにブレーキシリンダが設けられ、前照灯が製造された当初から前面窓下に設けられ、客室内の近代化も図られました。 これら4形式は、後の冷房化に合わせた更新工事によって見た目の差は殆ど(ウィンドシル・ヘッダーは残存)無くなっています。また、2017年には300形の310号を観光列車「みなと」にリニューアル。古い車両ではありますが、今暫くは運行が続くのかもしれませんね。 上写真は309、浦上車庫前にて。 |
簡単な年表 1950年 登場(201・202形) 1951年 登場(211形) 1953年 登場(300形) 2017年 310号を観光列車「みなと」に改造 |
最終更新:2023/4/29 【201形】207(1枚)、209(2枚)追加。 【202形】202(2枚)、208(1枚)追加。 【211形】214,215,216に1枚追加。 【300形】301,306,309(1枚)、302,307(3枚)、305(2枚)追加。 【Others】パンタグラフ2種、台車(2)を追加。 【行先】蛍茶屋を追加。 【映像】新規追加。 【風景】2枚追加。 |
207号はビール電車、おでん電車…等といったイベント運行用に改造(2007年以降)されており、一般の営業には用いられていません。2020年には塗装が改められ「シティクルーズあかり」という愛称も設けられています。 撮影地:浦上車庫 |
〜車両別(201形)〜
201 | ||||||
[4] 蛍茶屋 思案〜正覚寺 |
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203 | ||||||
[5] 蛍茶屋 西浜町 |
[1] 崇福寺 赤迫 |
[1] 赤迫 浦上駅前 |
[3] 蛍茶屋 長崎駅前 |
[1] 崇福寺 浦上車庫前 |
[1] 赤迫 長崎駅前 |
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207 | ||||||
貸切 おでん電車 浦上車庫 |
貸切 シティークルーズあかり 浦上車庫 |
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209 | ||||||
[3] 蛍茶屋 長崎駅前 |
赤迫行き 浦上車庫 |
[3] 蛍茶屋 長崎駅前 |
202 | ||||||
[3] 赤迫 大橋 |
回送 浦上車庫 |
[1] 正覚寺下 長崎駅前 |
浦上車庫 浦上車庫前 |
[3] 蛍茶屋 長崎駅前 |
[3] 蛍茶屋 長崎駅前 |
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206 除籍 |
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[4] 蛍茶屋 公会堂〜諏訪 |
[5] 石橋 蛍茶屋 |
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208 | ||||||
[3] 赤迫 公会堂〜諏訪 |
[1] 赤迫 長崎駅前 |
[1] 赤迫 長崎駅前 |
[3] 赤迫 長崎駅前 |
ドア 右開き | 吊り革 | 台車 | 車内 | ドア 左開き | 降車ボタン |
運転台 | 社紋 | パンタグラフ | 標識灯 202形にて |
標識灯 300形にて/LED | 台車(2) |
[3] 蛍茶屋 |
・300形走行音 【本線】岩屋橋(の直前)〜若葉町(1分56秒:636KB) 当たり前ですが吊り掛け式です。「みなと」での収録ですが他の車両と違いはありません。走行機器は201・202形が三菱、211・300形が日立製ですが、恐らく走行音の差はほぼ皆無かと。 |
・浦上車庫前発着集(youtube) 古めかしい車両もまだまだ目立っている長崎電気軌道ですが、吊り掛け式ながら車体は新しい車両や、バリアフリーに対応した新型車両も在籍しています。浦上車庫前で少し待ってみた間に次々やって来た車両を撮影したのですが、最後の5000形以外は全て吊り掛け車です。特に1800形は見た目が近代的なので吊り掛け式である事が意外に思えてしまいます。 本当は5000形だけ映像を分けようとも思ったのですが、モーター音があまりよく分からない映像になってしまったので纏めてしまいました。 |
浦上車庫前 | 長崎駅前 |