駅メロディ (日比谷線)

3扉8両から4扉7両への車両更新が進められた結果、急速に路線のイメージが変わった日比谷線。メロディ化も全路線で最も最後に行われ、座席指定列車の運行も始まり、数年前と全く別物の路線に変わった印象である。扉の数の統一も済んだことから、今後急速にホームドアの整備が進められることだろう。

尚、旧来の放送を使用していた当時は、ちょうどいいパーツが残っていなかったのか「〇番線、発車いたします。」という変な言い回しの発車放送も一つの特徴となっていた。

このページの最終更新日:2020/11/9

※駅メロディのページ全てに載せている諸注意。
【1】音源は権利関係が面倒なので公開する予定はありません。各自で検索して聞いてみて貰えれば。
【2】情報の信憑性については、それぞれのページの最終更新日で判断してください。
【3】この纏めを参照して収録しに行ってみて違うものが流れていた場合でも一切の責任は負いかねます。
【4】全ての駅の使用状況を網羅できている訳ではありません。特に、過去の接近メロディに関しては全てを把握するのはどれだけ調べてもまず不可能です。ご了承ください。
【5】この纏めにおいては以下の曲名は用いていません(正式な曲名と勘違いされるのを防ぐ為)。
・「近郊地域○○番」「音色Aa」等の「発車ベル使用状況」で使われている整理番号。
・「東上A」「はいいち」等の趣味人の間での俗称。
その為、「曲名不明 ○○」となっているものが多数存在します。多少見づらいとは思いますがご了承下さい。



駅名中目黒方面北千住方面備考
H-01 中目黒ブザー 説明文

曲名横の漢字は作曲者が誰であるかを示している。
【塩…塩塚博 / 福…福嶋尚哉
 大…大和優子 / 松…松澤健】
以上3名の作曲者が担当している。それぞれの担当数としては、

塩塚博…8曲(※+現在未使用2曲)
福嶋尚哉…24曲(※+現在未使用2曲)
大和優子…10曲
松澤健…1曲

となっている。丸ノ内線以来久々に松澤健氏が担当した事が大きな特徴であろう。尚、駅そのものが他社扱いの中目黒と北千住には最終更新時点では曲は導入されていないが、その内しれっと導入される可能性も否定はできない(特に中目黒は現在は等級に直通していないこともあり…)。北千住の東武線方面は東武のメロディが扱われる。
日比谷線も、千代田線と同じく「特にイメージメロディとしての導入だと言及されてはいないが、明らかに当地をイメージした曲名が存在する」パターンが多い(後述)。また、再末期の導入という事もあってか、曲名に関してはかなりマトモ(酷い曲名は「昇って降りて」「さあ、行くよ!」くらいだろうか)な方のように思える。

今後、メロディ化の際にブザーのまま残った駅に曲が入る事が無ければ、最後のメロディ導入となったのが虎ノ門ヒルズの2曲となる。最後の完成形というに相応しい、素晴らしい曲になっているように思える。

H-02 恵比寿アルテミス / 福Sparkling Road / 大
H-03 広尾昼下がりのテラス / 塩希望の地へ / 松(※1)
H-04 六本木セレンディピティ / 福patio / 福
H-05 神谷町昇って降りて / 福Lovely Morning / 大
H-06 虎ノ門ヒルズ輝く都市 / 福夏雲 / 福
H-07 霞が関明日への序章 / 塩今日も一日 / 福
H-08 日比谷銀杏の下で / 福公園日和 / 福
H-09 銀座銀座の恋の物語 / 福銀座の恋の物語 / 福
H-10 東銀座桃山 / 福ノスタルジア / 大
H-11 築地オールマイティー / 塩潮騒 / 福
H-12 八丁堀黄金虫のワルツ / 塩煌めき / 大
H-13 茅場町スピネル / 塩キャノピー / 福
H-14 人形町そぞろ歩き / 福御伽草子 / 大
H-15 小伝馬町いつもの店で / 塩向こう岸 / 大
H-16 秋葉原恋するフォーチュンクッキー / 塩恋するフォーチュンクッキー / 塩
H-17 仲御徒町アッシュグレイ / 福ゆれる袂 / 大
H-18 上野Toy garden / 大さあ、行くよ! / 福
H-19 入谷銀箭 / 福花びら / 大
H-20 三ノ輪タイムマシン / 大星まつり / 福
H-21 南千住桜の川堤 / 福プリズム / 福
H-22 北千住ブザー(東武扱い)
車載メロディ
(※2)
【線内】メトロの休日 / 福
【東武】ブザー
【線内】七色の翼 / 福
【東武】ブザー


・過去に採用されていたメロディ/サイン音について
曲名作曲者使用駅備考
恋するフォーチュンクッキー福嶋尚哉秋葉原
各駅のメロディ化より前にご当地メロディが導入された両駅。現在でも使用している曲自体は同じだが、音源作成者が変更された他、メロディそのものが他の駅の曲に合わせて長くなった。当時は他の駅がブザーを採用していた事もあり、あまり長く鳴らす事も無いだろうという想定の下、非常に短いアレンジとなっていた(一応当時も上下線でアレンジは異なっていた)。各駅のメロディ導入後はどうするのかと思っていたので、別アレンジに変更されたのは成程そう来たかと思わされてしまった。

銀座の恋の物語塩塚博銀座
サイン音 01(仮)不明茅場町
曲と言える程のものではないのだが、茅場町では日比谷線・東西線ともども、ブザーとは違う変わったサイン音が用いられていた。一応、サウンドプロセスデザインが「作曲」したものらしい。必ず3ターン流れて、それ以上は流れない仕組みになっていた。何故茅場町だけこの様な形になっていたのかは不明だが、もしかしたら、このサイン音が各駅に波及する未来もあったのかもしれない。後に一般のブザーに変更されて消滅している。



・ご当地・イメージメロディについて
ご当地メロディ、またはその駅をイメージしたと思しき曲名がついている曲について抜粋する。
後者に関してはご当地メロディとは言えない(これを含めると言ったもん勝ちになってしまう)とは思うのだが、
公式に「イメージメロディ」とされている路線も存在している(半蔵門線と南北線が該当)。
その他の路線のイメージメロディに関してはあくまでも自分の一説なので確実な情報ではない。

曲名区分説明
昼下がりのテラス(広尾)イメージ? 明確な根拠はないが、広尾の街並みのイメージと思われる。
セレンディピティ(六本木)
patio(六本木)
イメージ 「セレンディピティ」とは、素敵な偶然に出会ったり予想外の物を発見する事。「patio」は小規模の庭園という意味。六本木ヒルズには屋上庭園がある。
昇って降りて(神谷町)イメージ? 一応近くに東京タワーがあるがそのイメージだろうか?
輝く都市(虎ノ門ヒルズ)イメージ? 新たな町の拠点として建設された虎ノ門ヒルズ。「輝く都市」という曲名はそのイメージなのかもしれない。
銀杏の下で(日比谷)
公園日和(日比谷)
イメージ 駅近くに都内を代表する広域公園である日比谷公園がある。日比谷公園には銀杏の木も多い。尚、千代田線の曲についても日比谷公園由来と思しき曲名が付いている。
銀座の恋の物語(銀座)ご当地 銀座をテーマにした楽曲。銀座線では別の曲、丸ノ内線は一般曲となっている。
桃山(東銀座)イメージ 駅近くの歌舞伎座は、建物の意匠に桃山様式を踏襲している。曲名の「桃山」はそれを意味しての物なのだろう。
御伽草子(人形町)イメージ 江戸時代当時の当地周辺は、歌舞伎小屋(中村座・市村座)があったほか、薩摩浄瑠璃や人形芝居も多く行われていた。人形遣いが多かった事から人形町という名前になった…と言われている。「御伽草子」はこんな事情の当地をイメージしての曲名なのだろう。
恋するフォーチュンクッキー
(秋葉原)
ご当地 AKB48の代表曲の一つ。これでも最も売れていたころと比べればそこまでの売り上げではないというのだから恐ろしいものである。
アッシュグレイ(仲御徒町)イメージ 駅は関係ないが、恐らく単純に日比谷線のラインカラーとしてのイメージと思われる。
Toy garden(上野)イメージ? 一応駅周辺に、巨大な玩具屋として有名な「ヤマシロヤ」がある。無理をすれば「Toy garden」はそれ故の曲名…いや、無理があるか。
タイムマシン(三ノ輪)イメージ? 当駅周辺には昭和のままの様な街並みが少なからず残っている(都電三ノ輪橋駅周辺など)。無理を言えば「タイムマシン」はそれをイメージしての曲名と言えなくもない。
桜の川堤(南千住)イメージ 隅田川のうち、南千住駅近辺は川沿いに桜並木が広大に広がっている他、近隣の汐入公園は隅田川沿いにある桜の名所でもある。その為「桜の川堤」は恐らく当地をイメージしての曲名と思われる。「プリズム」も隅田川の川面の煌めきを表現したものだろうか、とも思ったが…流石に無理があるか。


・日比谷線発車メロディ関連 よもやま話

(※1)くだらない話。
この曲が「星のカービィの曲に似ている」という話がたまに出る。何でもすぐ似ているだ盗作だ言うのは実に下らないが、でも一体どんな曲なんだろうと思って聞いてみたらば、星のカービィシリーズのステージクリアの時に流れるジングルに似ている、というのである。全く似ていない。 この上なく下らない話だった事が分かって、余計にげんなりした次第である。何だか、この事について言及しているかどうかでその趣味人の内面が察せる材料な様な気もしてくる。

(※2)THライナーとほぼ同時に。
4扉統一が完了し、THライナーの運行も始まったころに一斉に車載メロディの使用が始まった。東武線内では従来通りブザーが流れている。



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