現在の瀬戸線を運営していた瀬戸電気鉄道が1926年から導入した車両で、当初の形式はホ103形となっていました。導入当時は、瀬戸線のホーム高が低い事から客用扉のステップが非常に低い位置まで引き下げられており、さながら路面電車のような見た目をしていました。
1939年の名鉄への合併後はモ560形となり、1949年にホームのかさ上げが行われたことから側扉の高さも改められました。1967年にはモ760形に形式を変更。その後、1978年の瀬戸線昇圧で余剰となり、同年10月に引退しています。その後は瀬戸市内に保存されていた物の、保存後の老朽化も深刻だったことから2022年に解体撤去となってしまいました。同じ場所に保存されていたデキ200形も同時に撤去されています。
上写真は瀬戸市民公園にて。
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