美濃町線への新型車両として1970年に登場した車両で、美濃町線から各務原線経由で新岐阜へと直通する運用に用いられていました。この為、600V区間と1500V区間の双方を走行できる車両でもありました。美濃町線の車両限界に対応するため、車端部が大きく絞り込まれている為、細長い顔立ちをしているのが特徴。急行運用にも多く用いられていた為か、1500V区間の特急型車両と同様、白帯が巻かれていました。登場当時、全国の路面電車は衰退の一途を辿っていた為、そんな中での意欲的な新型車両であったことが評価され、1971年にはローレル賞を受賞しています。
2005年の600V区間廃止まで運行が続き、現在は2両が保存されています。簡単に見る事が出来るのは旧美濃駅にいる601号になります。
上写真は601号、旧美濃駅にて。
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