くま川鉄道が開業した1989年に導入された車両で、新潟鉄工所(現:新潟トランシス)により3両が製造されました。車内はロングシートでトイレが設置されているところが同時に製造されたKT-100形との差異となっています。KT-201号は塗装が異なっていますが、これはイベント対応車であるため。日本宝くじ協会が寄贈して登場した車両でもあり、他の車両とは似て非なる存在というわけです。2009年にはKT-203号がKT-103号と同様、観光列車「KUMA」に改装されました。
2014年からKT-500形が導入されたのと入れ替わりにKT-201とKT-202の2両が引退し、2016年6月限りで観光列車「KUMA」に改造された1両も引退したことにより、形式消滅しています。現在はあさぎり駅に1両が保存されていますが、とてもボロボロな状態(2017年夏時点)でした。これから修繕されるのでしょうか。
上写真はKT-201(人吉温泉にて)
|