6000形
5000形や350形等の旧型車の代替の為に1995年から導入された車両で、前歴は都営三田線の6000形。導入当初は三田線時代の塗装をキープしていた物の、後に黄色の警戒色が加えられるなどして見た目の印象が変わった上で、その後も熊本電鉄の主力として長期にわたって運行を続けてきました。

然しながら、大型車であるが故に上熊本〜北熊本の運用に入ることが出来ないという欠点があり、その上老朽化が徐々に進んできてたことから、03形の導入によって老朽廃車が始まっており(それより前に事故廃車が1本存在)、今後いつまで残ってくれるのかは微妙な所です。動態保存的に1本が残る可能性も否定はできませんが…。

上写真は6231A編成。北熊本にて。
簡単な年表
1968年 登場(三田線)
1995年 登場
1999年 引退(三田線)
2020年 老朽廃車が始まる
最終更新:2022/12/18
【編成別】6111A(1枚)、6211A(1枚)追加。
【形式別】6118Aを追加。
【風景】4枚追加。



川崎重工が開発した、炭素繊維による新型台車「efWING」。これを試験的に営業列車として搭載したのが6000形の6221A編成で、2両のうち御代志側の1両の台車がefWINGに交換されています。
そんな6221A編成は「くまモン」のラッピングを施され、いかにも「熊本」らしい車両になりました(訪問時はまさかのメンテナンス中でしたが…)。

撮影場所:北熊本
6101A編成は、赤帯が配された姿となっています。都営地下鉄6000形として登場した当初は赤帯だったので、それをイメージしたものなのかもしれませんが、その当時は前面には帯がありませんでした。

撮影場所:北熊本
6111A編成は、三田線時代の塗装をキープしています。個人的にはこれが来ると一番嬉しいかな、と。

撮影場所:北熊本
6211A編成以降の塗装パターンは、青帯はそのままで、前面窓の周囲に黄色を配した、というもの。視認性向上の為でしょうか。後の編成もこれが基本となっている筈なのですが、微妙に色が異なります。

6211A編成…基本の姿。左写真も6211A編成。
6221A編成…黄色の面積が増える(後にくまモン仕様に変更)
6231A編成…黄色の面積が増える / 貫通扉に青帯が配される

各編成の識別の為なのかどうかは良くわかりませんが、こんな風に少しずつ色が異なっているので、6000形は全ての編成が違う姿をしている、という事になります。

撮影場所:北熊本

〜編成別〜
6101A編成
除籍
木下大サーカス
北熊本
鉄道の日
北熊本
6111A編成
御代志行き
藤崎宮前
藤崎宮前行き
北熊本
御代志行き
北熊本
藤崎宮前行き
北熊本
御代志行き
北熊本
回送
北熊本
6211A編成
御代志行き
木下大サーカス
北熊本
御代志行き
鉄道の日
北熊本
藤崎宮前行き
鉄道の日
藤崎宮〜黒髪町
藤崎宮前行き
鉄道の日
藤崎宮〜黒髪町
御代志行き
北熊本
藤崎宮前行き
北熊本
藤崎宮前行き
北熊本
6221A編成
→6221ef
除籍
藤崎宮前行き
木下大サーカス
北熊本
藤崎宮前行き
鉄道の日
黒髪町
藤崎宮前行き
鉄道の日
北熊本
御代志行き
鉄道の日
藤崎宮〜黒髪町
御代志行き
鉄道の日
藤崎宮〜黒髪町
藤崎宮前行き
北熊本
北熊本
6231A編成
除籍
北熊本行き
木下大サーカス
北熊本
藤崎宮前行き
木下大サーカス
北熊本
御代志行き
木下大サーカス
北熊本
藤崎宮前行き
北熊本
御代志行き
北熊本
北熊本


〜形式別〜
6000A(奇数)
6101A(北熊本)

6211A(北熊本)
6000A(偶数)
6108A(北熊本)

6118A(北熊本)

6218A(北熊本)

6238A(北熊本)


〜Others〜
ドア車内吊り革座席 優先席車椅子スペース
出入口表示1台車パンタグラフ 出入口表示2出入口表示3製造表示
日立 昭和43年
スカート側灯シルバーシート表記空調


〜車両の音〜
・6000系走行音

【菊池線】三ツ石〜黒石(2分00秒:652KB)…6111A-6118Aにて

基本的に三田線時代と変わっていないはずですが、当時の音をもう殆ど覚えていないので何とも言えないのが…。ワンマン運転のため、自動放送が設置されており、地方私鉄では珍しい男声放送となっています。ドアチャイム等は特に無いみたいです。CPが作動するとどうしようもなく耳障りなのも、古い車両故でしょう。尚、一部の駅を除き扉は進行方向前の車両の一番前の扉しか開きませんので、扉の作動音を含めて録りたい方は先頭で録るのが良いでしょう。



〜映像〜

・6000系 ドア開閉(youtube)

元都営三田線の6000系。基本的に三田線時代の印象のまま活躍を続けています。青ガエルに乗った後の乗車だったため、もはや古くもなんとも感じ無かったのが、なんというか…。

三田線時代にも何度か乗ったことがあるので、なんだか懐かしかったです。特に後付けのドアチャイムはありません。


・03形131F・6000形6111A
北熊本発着
(youtube)

置き換えが徐々に進んでいる6000形と後継として3本が導入された03形。今後は違う車両が入るようなのですべての6000形が03形に変わる訳ではないようです。現状では銀座線、日比谷線、三田線が走っているとんでもない路線になっています。


〜風景・並び〜
藤崎宮前〜黒髪町 北熊本北熊本
北熊本北熊本 北熊本北熊本 北熊本

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