2200系
1960年代に製造が続いていた2000系を基として1964年に登場した車両で、2000系と比べるとT車を組み込んだこと、前面にスカートが設置されたことなどが大きな違いとなりました(細かな違いを挙げれば他にも色々あるのですが)。1970年代に京阪本線の昇圧が決まると、2200系は対応工事が施されることになりました。昇圧の翌年である1984年からは車体更新が施されており、この工事の時期によって標識灯のスタイルが変わり、見た目の印象が大きく2通り存在する車両となりました(現在は、初期に更新された車両は全て除籍済み)。
京阪電車全体で見てもかなりの古株の車両で、置き換え徐々にが進められています。いつまで残るだろうか。

上写真は2226F、枚方市にて。
簡単な年表
1964年 登場
1984年 更新工事が始まる
最終更新:2023/5/31
【編成】09F,16F,26Fに各1枚追加。
【Others】ドア(点字あり)以降5枚を追加。


1984年から更新工事が行われた2200系ですが、早めに更新を受けた車両は標識灯の交換を受けておらず、昔ながらの見た目の印象をある程度は維持していました。後にそんな状態で新塗装化が施されており、何だか見た目が新しいんだか古いんだかよく分かりません。

撮影地:大和田
2221編成の淀屋橋方先頭車である2270号車は、前面貫通扉が他の編成と異なっており、一見2400系に見えてしまう紛らわしい車両でした。これには、踏切事故からの復旧の際、前面貫通扉の在庫が2400系の物しか無かった事で止む無くこのような形になった…という経緯があります。
現在はこの編成も除籍されてしまったので、この顔の車両がやってきたらそれは2400系で間違いありません。

撮影地:三条

〜編成別〜
2207F
除籍
準急 出町柳行
ギャラリートレイン
中書島
2209F
普通 淀行き
伏見稲荷
準急 淀屋橋行
樟葉
2210F
普通 淀屋橋行
京橋
2211F
区急 萱島行き
関目
準急 淀屋橋行
京橋
準急 淀屋橋行
三条
2213F
除籍
急行 樟葉行き
門真市
2216F
回送
萱島
準急 淀屋橋行
門真市
準急 淀屋橋行
西三荘
準急 淀屋橋行
西三荘
急行 淀行き
樟葉
準急 出町柳行
守口市
2217F
普通 出町柳行
丹波橋
普通 出町柳行
伏見稲荷
準急 出町柳行
清水五条
準急 出町柳行
三条
急行 樟葉行き
門真市
2221F
除籍
普通 淀屋橋行
車内より
回送
三条
普通 出町柳行
門真市
2222F
除籍
普通 淀屋橋行
関目
普通 萱島行き
大和田
普通 淀屋橋行
大和田
2223F
除籍
普通 出町柳行
大和田
準急 出町柳行
中書島
2224F
除籍
準急 淀屋橋行
大和田
2225F
除籍
普通 淀屋橋行
大和田
2226F
普通 天満橋行
伏見稲荷
準急 淀屋橋行
八幡市
普通 出町柳行
中書島
普通 淀屋橋行
京橋
快急 淀屋橋行
西三荘
準急 枚方市行
西三荘
準急 出町柳行
丹波橋
普通 出町柳行
枚方市


〜形式別〜
2200形
(Mc)

2223(大和田)
2250形
(Tc)

2258(大和田)


〜Others〜
ドアパンタグラフ車内貫通扉 ドア
注意表記・点字
スピーカー
ファンデリア座席袖仕切り吊り革


〜行先表示〜
普通 淀 回送 準急 出町柳


〜車両の音〜
2200系 駅到着放送(左扉が開く場合)

2200系に限った話ではないのですが、以前の京阪は「駅の到着時に限り」、出口がどちら側のドアなのかを自動放送で案内していました。現在はタブレットによる自動放送が導入されているので、このような違和感のある状態からは脱しているようです。

12秒
・2200系走行音

【京阪本線】四条〜三条(1分39秒:542KB)…2217Fにて
【京阪本線】淀〜八幡市(3分45秒:1.19MB)…2226Fにて
【京阪本線】大和田〜萱島(1分51秒:606KB)

現役の車両の中ではおそらく最も老朽化していると思われる2200系。一応抵抗制御から界磁に更新されてはいます(※2216,2217の2編成のみ抵抗制御のまま)がモーター音はかなり賑やか。速度が上がるに従ってなかなか味のある音を立てるようになります。



〜映像〜
・2200系(2217F)三条発車(youtube)

京阪の現役の通勤型の中では最古参となる2200系。しかし、この車両にも新塗装化が施されている所を見ると当面の間は活躍を見ることが出来そうな予感がします。2217Fはごく普通の抵抗制御となります(16,17の2編成以外は界磁に更新)。
夏なので凄まじく冷房の音が大きいのはご容赦ください。


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