鉄道車両のように見えるけれど徹底的に改造されて何がなんやらわからないこの車両は、実は東急旧3000系列のサハ3104号が前歴で、元々の車両は1925年に登場。加悦鉄道には1970年にやってきて、キハ08が入るまでのつなぎとして、機関車に引かれて客車として運行されていました。ただの電車のサハが客車として用いられていた面白い例となります。
キハ08がやってきたあとは側板をはがして休憩用車両に大改造。そんな姿のまま残ったのち、加悦SL広場でカフェとして用いるために新たに側板を張り付けるなどの大改造をした結果、今の姿となりました。これを見て一発で東急旧3000系だと見抜ける人はそうそういないのではないでしょうか。原形をとどめていないものの、こういった車両が残っているのはなかなか興味深いものですね。
上写真はサハ3104、加悦SL広場にて。
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