キハ08
キハ10形をはじめとした国鉄の新型気動車は、需要が供給を大きく上回る結果となり、製造が追いつかない状況になっていました。その為、新製ではなく改造として登場したのがキハ08で、鋼体化客車を気動車に改造することによって1960年に登場しました。主に北海道で運行されていたものの、結局異端車の域を脱することはできず、1971年までに引退しています。

そのうち1両が加悦鉄道に譲渡され、トイレの撤去を施したうえで1974年から廃止まで運行されました。現在も加悦SL広場に保存されており、国鉄キハ08として唯一残る車両となっています。こんな中途半端な車両が保存されているというのも、なんだか面白いですね。

上写真はキハ08 3、加悦SL広場にて。
簡単な年表
1960年 登場
1971年 引退(国鉄)
1974年 登場(加悦鉄道)
1985年 加悦鉄道の廃止により引退
最終更新:2017/11/14 ページの作成。



【写真】

〜保存車〜
キハ08 3
(加悦SL広場)



〜Others〜
社紋・車両番号台車製造表示


加悦鉄道のTopへ近畿地方の鉄道のTopへ鉄道データのTopへTopへ