唯一の「茶色くない阪急」。この車両は、救援用の制御車。非常事態が生じないと出番が無いため、阪急的にはこれが出動しない方がありがたい、という存在だったりします。以前その役目を請け負っていた4200形と4500形を置き換えるために、1982年に920系を改造して登場した車両。そのため、側面には旧型車の面影が残っていますが、前面は切妻に改造された上に間に合わせ感の漂うデザインに変更されています。結局は救援用です。出番も無いからデザインなんて2の次でも問題ないのです。
正雀、桂、平井、西宮の4車庫に1両ずつが在籍しており、意外と敷地の外からよく見える場所に留置されていたりします。尚、正雀以外の3車庫にいる車両はブレーキ方式を電気指令式に改造しているため「4250形」とされていますが、車両番号の変更はありません。
上写真は4053、桂にて。
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