岡山駅近辺(後楽園のある辺り)から西大寺までを結んでいた西大寺鉄道。開業当時は沿線に競合する鉄道やバスが無かったことから通勤通学に広く用いられていました。また、西大寺で毎年2月に開かれるお祭りの時は、所持する車両全てがフル出動。長大編成を組む姿は壮観だったようです(写真でしか見たことないけど)。大きな車両もいたものの、台車1つ分の大きさしかない単車が多く在籍していたのが特徴。車庫内はきっと可愛い車両で溢れていたんでしょうね。
この西大寺鉄道、いわゆるナローゲージ鉄道ではありましたが、914mmという非常に珍しい軌間を持っていたのが特徴。これは日本では唯一の採用例だったようです。
1962年に赤穂線が開業すると競合を避けるために廃止されてしまいましたが、末期に両備バスをグループ企業として合併していたため、現在も実質岡山を代表するバス会社として存続しています(社名は両備バスに変わっています)。
最終更新:2014/7/3 ページの作成
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