1980年、予備的存在のまま使われなくなってしまったキハ10形103の代替を目的に導入された104号は、元をただせば1956年に導入された国鉄のキハ10-45(ちなみに103はもともと筑波鉄道にいた車両で、レールバスともこの車両とも異なる見た目でした)。塗装こそレールバスと同様のものに改められたものの車体の大きさは段違いで、導入当初は朝夕のラッシュ時を中心に運用されました。
時は流れ、利用者が減少すると、レールバスと比べて燃料費もかさむ上、鉄道ファンを集めるのにもレールバスの方が向いている…という事で、次第に使用されなくなり、予備的な存在になってしまいました。
予備的な存在のままとはいえ、1997年の休止時まで残り続けた事が幸いし、現在は保存会の手によって動態保存されています。
上写真は104、七戸にて。
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