(撮影:立野)
DB16形 ほか「ゆうすげ号」

1986年に開業した南阿蘇鉄道では、沿線への観光客の呼び込み柵として、開業直後からトロッコ列車「ゆうすげ号」を運行してきました。その時に用意されたのはDB10形2両とトラ70000形でした。熊本地震からの困難も乗り越えてずっと運行が続けられている、風光明媚な南阿蘇鉄道を十二分に堪能できる列車で、観光に訪れる際は往復のどちらかはこの列車に乗ってみるのをお勧めいたします(当日購入は難しい事が多いので予約が安心)。
簡単な年表
1986年 登場
2007年 DB16形・TORA200形が登場(→DB10形は平成筑豊鉄道へ譲渡)
最終更新:2025/12/24 ページの作成



・DB16形
運行開始当初からのDB10形を置き換える目的で2007年に登場した車両で、北陸重機工業製。DB10形のイメージを踏襲した形で製造されたため、見た目はほとんど変わりません。2025年時点では、2両のDB16形で客車3両を挟む形で運行が行われています。

〜編成・車両別〜
編成
立野高森高森
DB1601
立野
DB1602
立野立野立野立野


〜Others〜
台車運転台宝くじ号表示



・トラ700形
トロッコの運行開始に伴い、国鉄からトラ70000形を譲受してトロッコに改造した車両で、難燃性の布の屋根を取り付け、4人掛けのボックスシートが車内に配置され、側面に乗降扉が設けられました。機関車は2007年に置き換えとなった物の、客車は増備こそされど置き換えはされておらず、当初からのトラ700形が2025年時点でも現役です。

〜車両別〜
トラ70001
立野
トラ70002
立野


〜ラッピング・ロゴ〜
各車ロゴ


〜Others〜
車内ドア側灯台車


〜行き先表示〜
立野⇔高森



・TORA200形
2007年に機関車がDB16形に置き換えられると、牽引できる客車の数に余裕が出来たため、同年に1両が追加で製造されたトロッコで、此方は無蓋貨車改造ではなく新製によるもの。開閉式の窓を備えた客車となりますが、勿論運行のコンセプト上、雨天でもない限り基本的に窓は開けられています。車内は6人掛け、4人掛けのボックスシートが並んでいますが、どちらのボックスシートも大人がその人数座るにはやや狭いようにも思えました。

〜車両別〜
トラ20001
立野
トラ20001
立野


〜ラッピング・ロゴ〜
各車ロゴ


〜Others〜
車内ドア台車



〜風景・並び〜
立野立野高森車内車内車内
車内

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