キハ47形 快速「〇〇のはなし」
元々山陰本線の下関〜長門周辺の観光列車として2007年より運行されていた「みすゞ潮騒」を改造し、2017年に開催された「幕末維新やまぐちディスティネーションキャンペーン」に合わせて運行を開始した観光列車で、みすゞ潮騒とは異なり全席指定の快速列車となりました。主に土休日に運行されています。列車名は、「萩(はぎ)、長門(ながと)、下関(しものせき)」の頭文字、また、これらの地域には日本と西洋を引き合わせた志士達の歴史や文化、海の幸、地酒…等、見て聞いて感じてみたい様々な「はなし」が息づいている、という事に由来してつけられたもので、敢えて「〇〇」のはなし、としたのは、その時その時の運行で沿線にまつわる様々な「はなし」を地元の方が提供しているため。今日はどんな話が聞けるのか楽しみになる、そんな地元に根付いた観光列車となりました。
山陰本線は海沿いを走ることも多く、ビュースポットとなる場所では列車をいったん停止させて景色を楽しませてくれる配慮も行っています。また、地元の方(特に駅にいる人々)が手を振って見送ってくれるのはやはり温かさを感じますね。
また、この列車にはテーマソングが存在しており、車内でも駅のホームでも流れています。地元出身の原田郁子という方の「はなしをしよう」という曲なのですが、とても列車の雰囲気にも合致する、素敵な曲でした。CDにはなっていないけれどiTunes storeで買えますので、乗車時に気になった方は、是非。
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