413系
老朽化した451系などの機器を再利用、車体を新造して1986年に登場した車両で、基本的にはJR九州とJR東日本で運行されている(東日本では既に引退済み)717系と同様。交直流の両方に対応しているのがこの413系となります。同地区で活躍している475系同様、前面の種別・行き先表示幕は雪害対策の為に塞がれていますが、完全に塞がれてしまった475系と異なり、枠の形自体は残留しているのが413系の特徴。2編成のみ、475系の先頭化改造車1両と編成を組んでいる異端な編成が存在しています。

車体が他の車両と比べればそんなに古くないからか、413系は521系での置き換えの対象とはならず、北陸新幹線の開業後はJRに残留する車両は七尾線で、それ以外の編成はあいの風とやま鉄道へと譲渡されることになりました。この時、簡易的ながら体質改善工事も施されたようで、暫くは用いられるものと思われます。また、七尾線での運用が始まった事から、七尾線用の赤塗装に変更された編成もいる(しかもその編成に475系の先頭化改造車が含まれていたりする)など、まだまだ話題を振りまいてくれそうです。

上写真はB05編成、富山にて。
簡単な年表
1986年 登場
2015年 一部編成があいの風へ譲渡、七尾線での運用を開始
最終更新:2015/8/19
【編成別】B08・B11に1枚ずつ追加。
【形式別】クモハ413-101、モハ412-101(どちらも現行色)を追加。



B04、B11の2編成は福井方の先頭車が455(475)系の中間車を先頭車に改造した「クハ455-700」になっており、異彩を放っています。「B」編成は413系を表しているので、一応この編成をどちらの形式として区別するか、といったら413系ということになるのでしょう。

撮影場所:富山
そんなB04とB11の2編成は、北陸新幹線開業後の413系七尾線転用に伴い、七尾線用の赤塗装に変更されました。2015年8月時点では、他のノーマルな413系の塗装は変更されておらず、今後どうなるのかが注目と言えそうです。とりあえず、塗り替えまでした位なのでこの2編成は暫く使うつもりなのでしょう。

撮影場所:金沢

〜編成別〜
B03編成
現:あいの風
富山富山富山
B05編成
富山富山富山金沢金沢金沢
七尾
B08編成
富山富山金沢金沢金沢金沢
B11編成
富山富山金沢金沢
編成不明
西金沢 西金沢 西金沢



〜形式別〜
クハ412

5(富山)
クモハ413

5(富山)
クモハ413-100

101(金沢) 他の車両…101(旧塗装)(富山)
モハ412

5(富山)
モハ412-100

101(金沢) 他の車両…101(旧塗装)(富山)



〜Others〜
パンタグラフドア台車ドア
体質改善車
車内
体質改善車
貫通扉



〜行先表示〜
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〜風景・並びなど〜
富山金沢


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