183系 |
もともと183系といえば、1972年に導入された国鉄型特急車で、JR東日本で運用されていた「あずさ」「かいじ」「しおさい」「さざなみ」などで有名な車両ですが、JR西日本に在籍している183系はこれらとは全く異なる車両だったりします。
というのも、JR西日本の183系は485系からの改造編入車。交直流機器を取り払ったことにより485系を名乗れなくなったため、殆ど性能が同じ183系を名乗ることになったわけです。183系と485系での見た目の違いもそのままで、前面上部の前灯も残っています。ちなみに、その時取り外された交直流機器は113系に取りつけられ、現在七尾線で活躍する415系になりました。
これらの183系は、1986年に山陰本線&福知山線の電化により登場した特急「北近畿」に導入されました。その後、新設された特急「こうのとり」にも使用されたものの、287系(一部は転用されてきた381系)に置き換えられて2012年度中に引退してしまいました。なかなか国鉄特急型を見るのも難しくなってきましたね。
上写真はB65編成、大阪にて。
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簡単な年表
1972年 登場
1973年 鉄道友の会ブルーリボン賞受賞
(…但し、以上は生え抜きの183系が。)
1986年 485系からの改造で登場
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最終更新:2012/6/8
【編成別】B65・B66を追加
【ヘッドマーク】こうのとりを追加
【行先】こうのとり 福知山を追加
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