コスト低減や軽量化など、様々なメリットがあるアルミ製の電車。とはいえ、極寒の土地である北海道では導入の前例が無く、適性などが良くわからない部分がありました。そのため、営業列車として用いて長期的な試験を行う事を目的に2010年に登場したのが735系。試作的な存在なので、3両編成2本が存在するのみとなっています。
後に登場した733系によく似ているものの、幅広車体ではないので側面がほぼ一直線なのが特徴。このほか、おそらく他の車両との区別をつけやすくしたかったのか、側面に全く帯が貼られていないのが大きな特徴で、見た目的にはちょっと物足りなさを感じてしまいます。
現在、試作的な車両とはいえ731系、733系と運用上の区別は無いようで、札沼線、函館本線、千歳線で普通列車やいしかりライナーの運用を主として運用されています。乗れたらラッキーな車両なのかもしれませんが、いざ乗ってしまうと731系とほぼ変わりません。
上写真は札幌にて(A-101編成)。
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