1977年に登場した一般型の客車で、他の客車列車とは異なり、主に非電化の地方路線の普通列車に使用することを主目的として導入されています。1979年にはローレル賞を受賞していますが、その後のディーゼル車の導入や路線の電化などによって活躍の場は狭まり、残存数はわずかなものとなってしまいました。
JR北海道では快速「海峡」用に用いていた車両が有名。いわゆる「ブルートレイン」に合わせた塗装が特徴でした。現在その塗装のまま1両が五稜郭に残っています(もちろん引退済み)。この他、救援用に何両かが残っているほか、「ノロッコ号」用の客車の種車でもあるため、原形をとどめていなくてよければ引退の心配はしばらくなさそうです。
上写真は函館にて。
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