EF200形
EF65・66形に代わる次世代の機関車として1990年に登場したのがEF200形で、1600tもの貨物牽引が可能なハイパワー機関車として注目されました。1992年から量産され、増大する貨物輸送に対応し、主役として活躍することが期待されましたが、変電所の構造上の問題が顕在化したことから、1600tの貨物牽引は実現せず、結果として量産はされず、21両の小世帯にとどまりました。後に車両のコストを削減したEF210が登場し、製造はそちらに移行しています。

特殊な車両故に主要部品の確保が難しいことから徐々に運用を離脱し、2019年3月28日をもってすべての車両が引退してしまいました。新技術を採用した最初の車両には課題が付き物ではありますが、満足のいく結果にはならずに終わってしまいました。

上写真は熱田にて(EF200-13)。
簡単な年表
1990年 登場
1992年 量産化
2019/3/28 引退
最終更新:2014/10/9 ページの作成



〜車両別〜
11号
三島
13号
熱田


〜保存車〜
901号
(日立製作所水戸工場)
高性能すぎて成功とはならなかったEF200ですが、新技術を導入した革新的な存在であることには違いありません。その為、製造元の日立製作所水戸工場に試作車の901号が里帰りを果たし、保存されています。塗装も登場当時の物に改められています。上屋付きで状態も良く、年に一度の「さつきまつり」でその姿を見ることが出来ます。
2024年の公開の際は「写真のweb公開は不可」となっていた為画像掲載は控えます(※以前の公開では不可ではなかったそうなので、別年度の画像を公開している他の方に対して突っ込むのはお控え下さい)。

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