3000系
100系に次ぐ泉北高速線の車両として1975年に登場した車両で、ベースは南海6200系。登場当初はオールステンレスの6200系に対しセミステンレスの車体で製造されていましたが、1985年以降に製造された車両はオールステンレスの車体に変更されています。7020系の登場から徐々に置き換えが進み、後に9300系が導入された事から先が見えた状態…となっていましたが、後述する理由により南海電鉄との合併の結果、まだ引退は考えなくてもよさそうな車両になってしまいました。

2013年、老朽化が深刻な南海7000系の代替…と言うより恐らく一時凌ぎの心算で、置き換えられた3000系の一部が南海に移動し、帯を南海仕様に変更した程度で特段の改造も無いまま南海本線で運用を開始しました。事情があったとはいえ親会社が子会社から車両を譲受するというとても珍しい例となりましたが、2025年時点で7100系がまだそれなりに残っている現状、想定内か否かは兎も角として、結局南海でも長く運行する形になってしまっています。

1999年以降、6両編成を4両と2両に組み替えるために先頭化改造を行った車両が存在しており、この改造車は50番台に区分(↑写真も50番台)され、2013年に南海へ移動した車両にも一部含まれていた事から、6200系とは異なった印象の車両を見る事も出来ます。

上写真は3515F、住吉大社にて。
簡単な年表
1975年 登場(セミステンレス車)
1985年 登場(オールステンレス車)
2013年 登場(南海3000系として)
2025年 泉北高速線の合併により在籍数が増加。
最終更新:2023/6/18
【編成】15F、55Fに1枚追加。



こちら、泉北高速鉄道時代に先頭化改造を施された車両が前歴となる50番台。他の車両とは異なる顔つきをしているので個性抜群。意外と南海カラーも似合っていますね。

撮影地:住吉大社
社紋が貼ってある部分、よく見ると泉北高速鉄道の社紋を剥がした後がうっすらと見えています。こんな間に合わせ状態なので、長々使うつもりではないと思うのですが、どうなんでしょう。

撮影地:難波

〜編成別〜
3509F
準急 和泉中央
南海電車まつり2019
難波
準急 和泉中央
南海電車まつり2019
難波
3511F
準急 なんば行
新今宮
3513F
空急 関西空港
新今宮
3515F
空急 関西空港
新今宮
空急 関西空港
世界文化遺産
難波
空急 関西空港
世界文化遺産
堺市
空急 なんば行
住吉大社
3517F
空急 関西空港
難波
3519F
準急 なんば行
新今宮
3521F
準急 和泉中央
新今宮
準急 なんば行
新今宮
準急 和泉中央
難波
準急 和泉中央
難波
3523F
準急 なんば行
新今宮
区準 和泉中央
中百舌鳥
区準 和泉中央
中百舌鳥
各停 中百舌鳥
和泉中央
3551F
準急 和泉中央
新今宮
準急 なんば行
和泉中央
準急 なんば行
天下茶屋
3553F
準急 なんば行
新今宮
準急 和泉中央
新今宮
3555F
空急 関西空港
難波
普通 和歌山市
難波
普通 和歌山市
住吉大社


〜ラッピング・ロゴ等〜
各種ヘッドマーク類


〜Others〜 〜Others〜
ドア ドア
セミステンレス車
ロゴ 車内
セミステンレス車
座席 優先席
車椅子スペース貫通扉社紋(泉北)標識灯
50番台
ドア 黄帯あり社紋(南海)


〜行先表示〜
空急 関西空港 普通 和歌山市 準急 なんば 準急 和泉中央


〜車両の音〜
・3000系走行音

【泉北線】光明池〜栂・美木多(2分16秒:744KB)…3551Fにて。

ごく普通の抵抗制御。泉北線は直線が殆ど(その代り細かい勾配がとても多いのですが…)なので、収録には向いています。



〜映像〜

・3000系3555Fなんば発車(youtube)

泉北高速鉄道で除籍された3000系の一部は何故か南海電鉄に引き取られて運行を開始しました。見た目こそ6200系と瓜二つですが、南海本線で運行されている(6200系は高野線での運行)ので出会えばすぐに分かります。

中間改造車も譲渡されているので、6200系とは少し違った見た目の編成を見る事も出来ます。

・3509F 難波発車(youtube)

南海6200系とほぼ共通設計の3000系。個人的には、此方の塗装の方が好きだったりします。 除籍された編成も少なからずいるものの、いつまで残るのかは不透明。

・3000系ドア開閉(youtube)

泉北高速鉄道3000系のうち、セミステンレス車体の車両を改造して登場した2両編成が50番台。基本的には南海の電車に準じていますが、ドアに化粧板がありませんでした。ドアエンジンは更新済みのようです。



〜風景・並び〜
難波

泉北高速鉄道のTopへ南海電鉄のTopへ近畿地方の鉄道のTopへ鉄道データのTopへTopへ