6000系
1976年、名鉄初の本格的通勤車として登場(それまでは5000系・5500系のような2扉車ばかり。それらは主に特急に使われていたこともあり、通勤用は吊り掛けの旧型車が大多数を占めていました)した車両で、1977年のブルーリボン賞を受賞しています。

多くの車両が存在しているため、随分と多くのパターンが存在しています。↑写真のものが最も多数を占める基本の姿ですが、3次車までの車両では側扉の窓が小さく、4次車までの車両は側窓が固定式となっています。当初クロスシートの車内で登場したものの、定員の低下に繋がったことから順次ロングシートに改造されています。

現在は支線での2両運転(ワンマン化なども施したうえで)等が目立ち、本線運用は以前と比べれば減っている感があります。とはいえ、三河線などのワンマン運用に用いられている車両の中には車内を更新し、行先表示もLEDに改めた車両も存在しているため、全ての車両が廃車されるのにはまだまだ時間がかかりそうです。

上写真は犬山遊園〜新鵜沼にて。
簡単な年表
1976年 登場
1995年 瀬戸線への投入
2011/4 初廃車(6032F)
2014年 瀬戸線から撤退
最終更新:2023/2/23
【編成別】52Fに1枚追加。



一見6800系のように見えるこちらの車両は6000系の9次車(6045〜6048Fが該当)。ライトの形状が異なるので判別は簡単(昔は6500/6800系にこのライトを持つ車両もいたのであくまで"今は"の話ですが)です。

撮影地:神宮前
一方、6049F以降が該当する10次車は完全に現在の6800系と同じ見た目になりました。6000系である事に気が付かないまま乗っている事も多そうな気がします。

撮影地:須ヶ口

〜編成別〜
6001F
普通 猿投行き
豊田市
6002F
普通 知立行き
猿投
普通 知立行き
豊田市
普通 知立行き
豊田市
6003F
普通 知立行き
豊田市
6004F
準急 豊明行き
神宮前
6005F
準急 岐阜行き
美合
6006F
除籍
急行 河和行き
名鉄名古屋
普通 内海行き
麒麟がくる
神宮前
6008F
準急 新可児行
太田川
普通 金山行き
金山
普通 新可児行
犬山
普通 犬山行き
犬山
6011F
急行 岐阜行き
犬山
急行 岐阜行き
犬山
6014F
普通 国府行き
豊川稲荷
急行 新鵜沼行
神宮前
普通 知立行き
刈谷
6018F
除籍
普通 岩倉行き
神宮前
6020F
普通 知立行き
知立
普通 碧南行き
知立
6023F
除籍
急行 栄町行き
大曽根
急行 栄町行き
大曽根
6024F
除籍
準急 尾張瀬戸
大曽根
普通 栄町行き
栄町
6025F
除籍
普通 尾張瀬戸
栄町
6027F
除籍
普通 栄町行き
新瀬戸
6028F
除籍
普通 佐屋行き
名鉄名古屋
普通 東岡崎行
神宮前
準急 新可児行
名鉄名古屋
普通 犬山行き
名鉄名古屋
急行 河和行き
名鉄名古屋
準急 佐屋行き
とよかわ参歩
名鉄名古屋
特急 名古屋行
神宮前
6029F
除籍
普通 吉良吉田
日本モンキーパーク
東枇杷島
急行 内海行き
神宮前
6030F
除籍
準急 新可児行
東枇杷島
6031F
除籍
普通 栄町行き
尾張旭
急行 栄町行き
お雛めぐり
尾張瀬戸
6032F
除籍
急行 尾張瀬戸
栄町
6033F
除籍
普通 尾張旭行
大曽根
普通 尾張瀬戸
新瀬戸
6034F
普通 碧南行き
知立
6035F
除籍
普通 尾張瀬戸
栄町
6036F
除籍
急行 一宮行き
前後
普通 東岡崎行
東枇杷島
普通 岩倉行き
名鉄名古屋
普通 犬山行き
犬山
6038F
普通 犬山岐阜
知立
普通 知立行き
知立
6039F
普通 猿投行き
豊田市
普通 知立行き
知立
6040F
普通 知立行き
猿投
6042F
普通 猿投行き
知立
6043F
普通 東岡崎行
神宮前
6044F
普通 岐阜行き
東枇杷島
普通 知立行き
知立
6045F
除籍
急行 犬山行き
犬山
普通 東岡崎行
神宮前
6046F
除籍
普通 佐屋行き
名鉄名古屋
普通 東岡崎行
上小田井
普通 岐阜行き
東枇杷島
6047F
除籍
普通 内海行き
神宮前
普通 内海行き
神宮前
6048F
除籍
急行 犬山岐阜
東枇杷島
6049F
除籍
急行 河和行き
西春
急行 河和行き
上小田井
6052F
急行 新鵜沼行
名鉄名古屋
普通 岐阜行き
須ヶ口
編成不明
準急 河和行き
神宮前
普通 栄町行き
清水
急行 栄町行き
清水
準急 栄町行き
清水
普通 犬山行き
遊園〜新鵜沼
準急 鳴海行き
東枇杷島
急行 内海行き
神宮前


〜形式別〜
ク6000
ク6008(犬山)

ク6014(神宮前)

ク6020(知立)

ク6011(犬山)
モ6300
モ6308(犬山)
モ6100
モ6107(神宮前)

モ6108(犬山)
ク6200
ク6208(犬山)

ク6214(神宮前)
モ6200
モ6211(犬山)

モ6220(知立)


〜ラッピング・ロゴ等〜
各種
ヘッドマーク類


〜Others〜
ドア
初期前期後期後期 更新
貫通扉
初期前期後期
車内 前期 車内 後期 吊り革 製造表示 パンタグラフ 台車
側灯 後部標識灯 後部標識灯
10次車
ブルーリボン賞
受賞記念表示
前部標識灯 転落防止幌


〜行先表示〜
急行 河和普通 金山普通 知立 普通 新可児
LED
普通 碧南


〜車両の音〜
・6000系走行音

【瀬戸線】尾張旭→旭前(2分46秒:1.26MB)
【三河線】三河八橋→若林(3分3秒:1.4MB)

いかにも抵抗制御、という音。103系の音にも似ている気がします。
意外と三河線は飛ばす区間があるようなので、収録にはお勧めかもしれません。



〜映像〜
6000系(6032F)栄町発車
(youtube)

本線系統から転属してきて吊り掛け駆動の車両を置き換えた6000系。現在最も瀬戸線ではありふれた車両となっていますが、今後の4000系の動向次第ではこの6000系もどうなるかわからないので、たくさん見れるうちに見ておくのがよいと思われます。
6000系(6028F)名古屋発車
(youtube)

名鉄の代名詞、6000系。その6000系も本線ではなんだか影の薄い存在になりつつある気がします。今後もいつまで活躍が続いてくれるのやら。
6000系(6052F+不明)
名古屋発車
(youtube)

6000系のうち最も後期の車両は6500系と同様の車体を持つ2両編成となりました。この後期の車両のうちの何編成かは6500系とは別のライトを持っているのでそこで-判別が可能なのですが、この6052編成のように6500系と全く同じ顔を持つ編成もいて、判別は困難を極めます。せめて前面に編成番号が書いてあればいいのですが。
6000系(広窓)ドア開閉(youtube)

扉の動き方も音も標準的ですがドアの形そのものがなんか面白い印象。外から見ると普通の扉ですが、内側は扉の窓がゴムで支持されている、というもの。だいたいの車両はこういった場合外側もゴムで支持しているものだと思いますし、ちょっと車齢の割に扉が古く見えてしまう気もしますが・・・まぁ、これが名鉄らしい気もします。基本的に5700-系までの車両はこのような扉になっているようです。
6000系(広窓)
(ドアチャイム有り)
ドア開閉(youtube)

名鉄6000系のうち、前期後期問わずワンマン対応車はドアチャイムが設置されているようです。既存のチャイムにイメージこそ近いものの、音色が若干異なります。
6000系(狭窓)ドア開閉(youtube)

名鉄にまだ多数の車両が在籍しているものの名古屋本線および犬山線では勢力が下がってきた印象のある6000系。そのうち初期の車両は窓が小さい扉を使用しています。同様-の扉は6600系でも採用されていますが、今後の車両の増備によっては貴重なものになるのかもしれません。


〜風景・並び〜
尾張瀬戸前後神宮前犬山

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