8200形
1982年に導入されたから「82」00形。熊本市電にとって、1350形の導入以来途絶えていた新車の導入となったわけですが、久しぶりの新車だったからでしょうか、随分と気合を入れた存在となりました。長崎電気軌道2000形を基にした「軽快電車」となったのは勿論の事、日本の鉄道で初めてVVVFインバータ制御を採用した車両となりました。勿論、こんなとんでもない技術向上を果たした車両ですから、当然それが評価されてローレル賞を受賞しています。そんな年季の入ったVVVFインバータ制御は経年により交換されてIGBTになってしまい、現在はその音を聞く事が出来ません。ちょっと残念ですがまぁこれは致し方ない事ですね。

…と、このように鉄道史に残る名車となった8200形ですが、9700形0800形のようなLRT、1350形を代表とするちょっと変わったライトをつけた旧型車の中に混ざると少し地味な印象…。でも、そんな印象に負けずに、貴重な存在であることに誇りを持ってこれからも活躍してほしいものです。

上写真は8201(辛島町〜呉服町にて)
簡単な年表
1982年 登場
最終更新:2015/6/6 8202を追加。



〜車両別〜
8201
A 健軍町行
辛島町-呉服町
A 健軍町行
熊本駅-二本木口
A 健軍町行
熊本駅前
8202
A 健軍町行
熊本駅-二本木口

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