600形
"600形"という車両は過去に2種存在していたので、この車両は3代目。1994年に在来車の置き換え用に登場しました。通勤型車両でありながら車内にはクロスシートが採用され、塗装も2000形と同じ快速特急用のものとされました。当初は都営、京成、北総各線への直通運用が主となっていましたが、現在は成田スカイアクセス線での運用(8両編成)、横浜方面でのエアポート急行の運用(4両編成)が主となりました。

ボックスシートはラッシュ時に不便であったことから、2005年から更新が施され、車端部を除いてロングシートに改造されています。

上写真は604編成、品川にて。
簡単な年表
1994年 登場
2002年 シートモケット張替え
2005年 更新が始まる
最終更新:2023/12/18
【編成】606(5枚)、607(1枚)、652(3枚)、653(5枚)、654(1枚)追加。
【細部】49枚追加(詳細はページ内にて)。
【その他】1枚追加。



2005年より、606編成が「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」として青一色の塗装に変更されて運転されています。特別な運用に用いられているわけでは無く、他の編成と共通運用となっています。後に2100形にも青色の編成が登場し、KEIKYU BLUE SKY TRAINは2本体制となりました。

撮影地:青砥

〜編成別(8連)〜
601編成
快特 成田行き
八幡〜菅野
普通 三崎口行
八広
快特 高砂行き
黄金町
普通 三崎口行
八広
普通 青砥行き
新橋
普通 三崎口行
高砂
エア急 新逗子行
羽田国内
602編成
エア快速 羽田行
京成西船
快速 成田空港
高砂
普通 高砂行き
高砂
エア特 成田空港
青砥
快特 高砂行き
立会川
ア特 成田空港
新鎌ヶ谷
普通 高砂行き
高砂
普通 三崎口行
高砂
ア特 成田空港
新鎌ヶ谷
ア特 成田空港
新鎌ヶ谷
快速 佐倉行き
京成船橋
快特 三崎口行
品川
快特 三崎口行
品川
普通 三崎口行
青砥
普通 三崎口行
青砥
603編成
快速 成田行き
八幡〜菅野
急行 成田行き
青砥
普通 高砂行き
高砂
急行 品川行き
立会川
普通 久里浜行
青砥
快特 三崎口行
品川
快特 羽田空港
品川
回送
羽〜成 10th
品川
普通 青砥行き
羽〜成 10th
品川
普通 三崎口行
八広
普通 三崎口行
八広
普通 三崎口行
青砥
普通 三崎口行
青砥
快特 青砥行き
品川
普通 青砥行き
品川
エア快 成田空港
穴守稲荷
604編成
快速 成田行き
高砂
急行 押上行き
立会川
エア快特 佐倉行
成田空港方面
3直40th

品川
快速 羽田空港
江戸川
普通 三崎口行
曳舟〜押上
快特 高砂行き
生麦
快速 佐倉行き
成田空港方面
高砂
快特 青砥行き
3直50th
八丁畷
快特 三崎口行
3直50th
品川
605編成
普通 高砂行き
高砂
エア快特 佐倉行
成田空港方面
品川
普通 三崎口行
四ツ木
普通 青砥行き
四ツ木
快特 泉岳寺行
品川方面
立会川
快速 佐倉行き
勝田台
快速 青砥行き
曳舟
606編成
快速 成田空港
高砂
エア快速 羽田行
八幡
エア快速 羽田行
八幡
快特 羽田空港
平和島
快速 成田行き
八幡〜菅野
快特 羽田空港
平和島
快速 高砂行き
京急蒲田
普通 高砂行き
青砥
普通 高砂行き
青砥
急行 西馬込行
高砂
快特 押上行き
仲木戸
快特 三崎口行
新馬場
エア快特 佐倉行
成田空港方面
羽田国内線
急行 押上行き
羽〜成 10th
羽田国内線
普通 押上行き
品川
快特 羽田空港
浅草橋
急行 品川行き
羽田国内
普通 三崎口行
高砂
特急 久里浜行
京急川崎
快速 佐倉行き
船橋
特急 品川行き
久里浜工場
普通 青砥行き
リラックマ
青砥
普通 青砥行き
リラックマ
青砥
快特 青砥行き
北海道ほたて号
青砥
快特 三崎口行
北海道ほたて号
青砥
普通 青砥行き
青砥
快特 青砥行き
金沢八景
普通 西馬込行
すみっコぐらし
馬込
快速 成田空港
すみっコぐらし
西馬込
快速 成田行き
八幡
エア急 逗子葉山
穴守稲荷
エア急 逗子葉山
穴守稲荷
快特 三崎口行
青砥
快特 三崎口行
青砥
快速 高砂行き
すみっコぐらし
京急川崎
快速 高砂行き
すみっコぐらし
京急川崎
特急 高砂行き
品川〜北品川
特急 高砂行き
品川〜北品川
普通 三崎口行
すみっコぐらし
青砥
607編成
快速 成田行き
八幡〜鬼越
エア快速 羽田行
八幡〜菅野
快速 成田行き
船橋
快特 三崎口行
品川
急行 羽田空港
八幡
急行 高砂行き
四ツ木
快特 三崎口行
羽〜成 10th
品川
快特 高砂行き
京急鶴見
普通 青砥行き
京急×養老鉄道
品川
快速 佐倉行き
船橋競馬場
快特 高砂行き
青砥
608編成
快速 佐倉行き
八幡〜菅野
エア快速 佐倉行
品川〜北品川
快特 羽田空港
品川
快特 三崎口行
品川
快特 羽田空港
青物横丁
特急 羽田空港
京急川崎
エア急 羽田空港
神奈川新町
エア急 羽田空港
京急川崎
ア特 羽田空港
東松戸
エア急 新逗子行
生麦
快速 佐倉行き
船橋
エア急 羽田空港
京急川崎
エア急 逗子葉山
穴守稲荷
エア急 逗子葉山
穴守稲荷


〜編成別(4連)〜
651編成
特急 浦賀行き
羽田国内
普通 新逗子行
鶴見市場
普通 品川行き
京急鶴見
普通 浦賀行き
北品川
652編成
普通 品川行き
平和島
快特 浦賀行き
京急川崎
快特 品川行き
生麦
普通 品川行き
立会川
普 川崎⇔新田
川崎宿400th
京急川崎
普 川崎⇔新田
川崎区50th
京急川崎
普 川崎⇔新田
川崎宿400th
京急川崎
653編成
快特 品川行き
仲木戸
普通 金沢文庫
京急鶴見
普通 金沢文庫
仲木戸
エア急 新逗子行
京急鶴見
回送
京急川崎
エア急 逗子葉山
糀谷
普 川崎⇔新田
京急川崎
普 川崎⇔新田
京急川崎
普 川崎⇔新田
京急川崎
普 川崎⇔新田
京急川崎
普 川崎⇔新田
京急川崎
654編成
普通 品川行き
新馬場
エア急 羽田空港
生麦
エア急 新逗子行
神奈川新町
普通 浦賀行き
品川
655編成
普通 新逗子行
立会川
普通 品川行き
京急川崎
エア急 逗子葉山
糀谷
656編成
普通 浦賀行き
八丁畷
特急 羽田空港
穴守稲荷


〜形式別〜
京急600形の編成構成について


M1c - M2 - Tu -Ts - M1' - M2' - M1 - M2c(601〜607編成:6M2T)
Muc - T - Tp1 - Mu - Ms - T - Tp1 - Msc(608編成:4M4T)
Muc - T - Tp1 - Msc(4両編成:2M2T)

デハ600形
(M1c)

601-1(八広)

602-1(新鎌ヶ谷)

605-1(四ツ木)
デハ600形
(M1')

603-5(青砥)
デハ600形
(M1)

601-7(八広)
デハ600形
(M2c)

601-8(八広)

603-8(八広)

604-8(江戸川)
デハ600形
(Msc)

652-1(京急川崎)


ラッピング・細部等

ラッピング、ロゴ、車両細部、行き先表示は数が多いので別のページに分割いたします。



〜車両の音〜
600形警笛(3秒:20.7KB)

関東ではよく聞くタイプの警笛。おそらくこの音の発端はJR東日本の209系。

・600形(東洋GTO 3次車まで)走行音

【京成押上線】青砥〜押上(5分43秒:1.81MB)
【都営浅草線】泉岳寺〜三田(1分54秒:621KB)
【空港線】天空橋→羽田空港(第3)

600形はGTO-VVVFを採用(更新されてもそのまま)していますが、これにも2種類あります。こちらは東洋製のGTO-VVVFの場合。私鉄車両において非常にメジャーな走行音となります。都営・北総のみならず京成線の高砂以東の運用もある600形は京急の中でも出会える範囲が広い車両と言えます。

・600形(東洋GTO 4次車)走行音

【京急本線】子安〜京急新子安(1分33秒:504KB)

4次車(4連の編成全てと608編成)は東洋、三菱ともモーターが異なっており、走行音に違いが見られます。608編成では、嘗ては三菱と東洋が4両ずつ連結されており、変な音が特徴的でした。現在、4連の編成に東洋GTOの編成が多数在籍していますが、三菱と比べてそれまでの車両との音の差が微々たるものなので、判別は難しいかも…。

・600形(三菱GTO 3次車まで)走行音

【京急本線】京急川崎〜八丁畷(1分43秒:561KB)

一方こちらは三菱のGTO-VVVFを採用している車両の走行音。基本的に↑に似た音なのですが、最初の転調が若干間延びするのが特徴。なお、どちらの走行音も1500形で聞くことができます。

・600形(三菱GTO 4次車)走行音

【京急本線】京急鶴見〜京急川崎(3分19秒:1.05MB)
【京急本線】大森海岸〜立会川(1分41秒:552KB)

4次車(4連の編成全てと608編成)は東洋、三菱ともモーターが異なっており、走行音に違いが見られます(とはいえ、東洋のモーターは聞き慣れていないと判別は難しいかも…)。この中でももともと608編成は東洋と三菱が混在する変な編成でしたが、現在は三菱に統一されています。



〜映像〜

・602F三菱GTO日本橋発着(youtube)

地下直通用でありながらクロスシートで登場した600形は非常に意欲的な車両でしたが、やはり都心の大混雑について行くことは出来ずに現在は車端部を除きロングシートに改造されてしまいました。モーターは東洋か三菱のGTOとなります。どちらもモーター音については2通りありますが、三菱GTOはこのタイプの他、後期に登場した別仕様の608編成が浅草線にやってきます。このタイプの該当は602、604、607の3編成。


・602F三菱GTO浅草/浅草橋発着(youtube)

600形のうち、608編成を除いた三菱GTO車(1C8M)のモーター音。音の印象自体は東洋GTOの編成に近く、音感のある人や鉄道好きでも無ければ違いには気が付かなそうな気がします。昔から聞きなれていたとはいえ、全国的に見れば非常に珍しいモーター音と言えるのかもしれません。


・608F三菱GTO日本橋発着(youtube)

8連の最終編成となる608Fは1C4Mのモーターを採用した上、当初は東洋と三菱の双方のモーターを搭載しているという異端な編成でした。現在は編成内のモーターは三菱に揃えられていますが、8連の600形の1C4Mの三菱GTOはこの編成のみで、どちらにせよ貴重である事には変わりありません。


・602F東洋GTO日本橋発着(youtube)

東洋GTOは8連の編成に採用されているモーターは1種類。該当は601、603、605、606の4編成となります。


・600形東洋GTO勝田台/蔵前発着(youtube)

京急600形には、東洋と三菱のGTOの編成が存在しており、8連の車両の中での勢力は半々といったところ。東洋・三菱とも、1500形のそれとモーター音は変わりません(異端車である608Fを除く)。


・600形東洋GTO/1C4M北品川発着(youtube)

600形のうち、4連全てと8連の608編成はモーターが1C8Mから1C4Mに変更されており、他の8連の編成と少々音の聞こえ方が異なっています。そのうち、4連の編成は1本を除いて東洋GTOとなっています。よく聞く東洋GTOではありますが、他の編成と比べてやや転調が異なります。趣味人で無ければ気付かない程度ではありますが…。


・600形601編成+1000形編成不明
立会川通過
(youtube)

京急600形は、通勤型でありながら車内をクロスシートとした珍しい車両。その姿で地下鉄や京成にも直通していました。が、定員増加などを目的に車端部を除きロングシートに改造。扉の上にLEDも設けられ(一部の編成はLCDに変更)、他の京急の車両と近いイメージの存在に変化しました。この動画で登場する601編成は、その更新の際に前面に「600」とロゴを入れた最初の編成です。


・600形608編成京急川崎発車(youtube)

京急600形の8両編成は基本的に三菱製か東洋製のVVVFを採用していたのですが、608編成に関してだけは2社のVVVFが混用され、モーター車と付随車の配置も変わりました。600形で一番特殊な編成であるのは間違いないため、608編成に乗れた時はちょっと音に耳を傾けてみてください。


・600形608編成京急川崎発車(youtube)

こちら、特急の場合。それ以外の違いは特にありません。


・600形ドア開閉(youtube)

成田スカイアクセス線直通用に主に用いられる600形。導入当初は車内が全てボックスシートで話題を呼びました。扉のデザインは2000形の扉などに近いものの、化粧板の色も窓の広さも異なります。 当初はドアチャイムはありませんでしたが、現在はすべての編成にドアチャイムを設置。近年は黄色の警戒帯の貼り付けも進み、その影響かドア番号の位置が変更された編成もいたりします。



〜風景・並び〜
品川八広 高砂品川 高砂品川
品川鶴見市場〜花月園前 久里浜工場
久里浜工場八丁畷 品川品川〜北品川八広
高砂


〜その他〜
京急ミュージアム横浜押上

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