宇和島鉄道
1914年、宇和島〜近永間を開業させた宇和島鉄道は、現在の予土線の母体となった鉄道会社の一つ。小さな鉄道で、ディーゼルカーは1両の実、他はSLと客車での運行でした。1933年に国有化された際、国鉄に車両の引き継ぎも行われていたようですが、1941年にナローゲージから狭軌に改軌されているので、どのくらいまで使っていたのかは不明。

宇和島駅前にSLが1両鎮座しており、このほかにもう1両SLの保存車があるようなのですが、実はこれはどちらもレプリカ。小さな鉄道ゆえ、実物は残っていなかったんでしょうね。



最終更新:2017/7/15 ページの作成





闘牛の街、宇和島。地方都市としての規模もやや小さめに感じます(食事処や買い物に少し苦労しました)。
背の高いシュロの木が多数植えられた南国ムード漂う駅前広場には闘牛の銅像と、小さな機関車が鎮座しています。
軽便サイズの小さなSL、露天ながら状態はとても良好。後ろ姿が随分こざっぱりしていますね。
前に回ってみました。前から見ても、軽便サイズとはいえ、SLの割に随分とさっぱりした見た目の印象。
車輪もこれだけ。SLによく見られるような大きな車輪はありません。
解説文がこちら。「資料に基づき極力復元に努めたもの」とのことで、これはよく出来たレプリカ、というわけです。宇和島城築城400年、かつ鉄道唱歌誕生100周年の記念事業で設置されたとの事。右に2つあるボタンは、緑を押すとSLの走行音、黄色を押すと鉄道唱歌が流れます。走行音の出所は分かりませんが、まぁまず宇和島鉄道のものでは無い筈です。
下から見上げる構図を撮ってみましたが、それでも迫力は出ません。
宇和島鉄道のSLレプリカはもう1両存在するらしいのですが、そちらは訪問できていません。まぁ機会がありましたら。



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