12-000形
言わずと知れた大江戸線の主力車両である12-000形ですが、開発には長い時間を要し、試作車は1986年に登場し、大江戸線そのもののリニアモーター化を含めた様々な要素が検討されました。

実際に運用につく車両が登場したのは1990年のことで、翌年1991年の大江戸線(当時12号線)開業と同時に運用を開始しました。大江戸線の拡張に従って本数も両数も増え、初期の車両と路線延長の際に製造された車両では大きく仕様が異なっています。白い車体の初期車(1・2次車)は2016年6月までに引退しており、現在は無塗装の車両のみが残っていますが、これらの車両も一部は12-600形の置き換え対象に入っているようで、数本が除籍されています。とはいえ、12-600形の導入速度的に全ての車両を12-600形で置き換えることは無いとは思いますが…。

上写真は12-061F。西馬込にて。
簡単な年表
1991年 12号線開業に合わせ登場。試作車現役を退く
1997年 デザイン変更
2016/6 1・2次車グループ引退

最終更新:2021/8/14
【編成別】121,171,231,281,301,331,381,411,471,481,501,521(1枚)、
321,441,451,491,511,531(2枚)を追加。
【保存車】扉開閉装置を追加。
【ラッピング】全て追加。
【走行音】新規追加。



此方の車両は12号線として大江戸線が開業するよりも前に試験車として作られたもので、先頭+先頭の2両編成。大江戸線が開業してからは西馬込の車庫の中に留置されていましたが、現在は東京メトロ有楽町・副都心線の要町駅付近にある千早フラワー公園と言うところで、1両がそのまま、1両が地域の集会所として利用されています。車内も見れる時間は限られているようなので、見に行く前に調べた方がいいかもしれません。

撮影場所:千早フラワー公園
大江戸線開業当初からの1次車とその後登場した2次車は白い色に塗装され、さらに前面スタイルも異なっています。前面のライトの位置も違うので、接近してくる電車を見て慣れた人なら1次車だとわかるはず。編成によっては塗装されていることが原因で汚れが非常に目立ってしまうという欠点もあります。車内の照明がやや暗めになっていたのが気がかりでしたが、後に改善されています。
尚、これらの初期グループは老朽化の為、2016年までに12-600形に置き換えられて引退しています。

撮影地:練馬

〜編成別〜
12-011F
除籍
光が丘行き
練馬
光が丘行き
練馬
光が丘行き
練馬
12-021F
除籍
大門方面
都庁前
12-031F
除籍
六本木方面
練馬
両国方面
大門
12-051F
除籍
両国方面
都庁前
12-061F
除籍
六本木経由
大門
光が丘行き
大門
都営フェスタ号
西馬込
都営フェスタ号
西馬込
都営フェスタ号
西馬込
都営フェスタ号
西馬込
12-071F
両国方面
大門
12-081F
除籍
両国方面
春日
12-091F
除籍
大門方面
東中野
12-101F
除籍
飯田橋経由
春日
12-111F
都庁前行き
春日
12-121F
除籍
都庁前行き
上野御徒町
12-131F
大門方面
春日
12-141F
除籍
大門方面
春日
12-151F
除籍
光が丘行き
都庁前
12-161F
両国方面
都庁前
12-171F
除籍
両国方面
大門
12-181F
両国方面
青山一丁目
12-191F
光が丘行き
大門
12-201F
春日方面
大門
光が丘行き
東中野
12-211F
都庁前行き
新宿
光が丘行き
東中野
12-221F
大門方面行き
練馬
六本木方面
練馬
12-231F
光が丘行き
都庁前
飯田橋経由
上野御徒町
12-241F
六本木方面
門前仲町
飯田橋経由
春日
12-251F
両国方面
都庁前
12-261F
六本木方面
都庁前
12-271F
光が丘行き
大門
光が丘行き
大門
大門方面
都庁前
12-281F
光が丘行き
西新宿五丁目
12-291F
都庁前行き
春日
12-301F
大門方面
西新宿五丁目
12-311F
春日方面
大門
12-321F
六本木経由
大門
大門方面
上野御徒町
12-331F
両国方面
上野御徒町
12-341F
大門方面
春日
12-351F
六本木経由
大門
飯田橋方面
都庁前
12-361F
光が丘行き
都庁前
大門方面
春日
12-371F
大門方面
大門
12-381F
両国方面
大門
光が丘行き
大門
12-391F
飯田橋方面
都庁前
12-401F
大門方面
青山一丁目
12-411F
春日方面
大門
12-421F
両国方面
春日
12-431F
都庁前行き
都庁前
12-441F
光が丘行き
西新宿五丁目
大門経由
月島
12-451F
大門方面
上野御徒町
都庁前経由
新宿
12-461F
飯田橋経由
春日
12-471F
大門方面
蔵前
大門方面
東中野
12-481F
都庁前行き
都庁前
両国方面
春日
光が丘行き
大門
12-491F
光が丘行き
西新宿五丁目
春日方面
大門
12-501F
都庁前行き
光が丘
大門方面
練馬
都庁前行き
春日
大門方面
春日
光が丘行き
大門
12-511F
光が丘行き
大門
六本木経由
大門
12-521F
大門方面
清澄白河
都庁前経由
新宿
12-531F
飯田橋経由
春日
光が丘行き
新宿
両国方面
大門


〜保存車〜
12-001F
(千早フラワー公園)
扉開閉装置
(志村車両基地)


〜形式別〜
12-004
(M1)

12-064(西馬込)
12-005
(M1)

12-065(西馬込)
12-006
(M2)

12-066(西馬込)
12-008
(Mc2)

12-068(西馬込)


〜ラッピング・ロゴ等〜
TOEI SUBWAY & TOKYO
(各編成)
東京五輪
2020
各編成
441F
451F
471F
481F
491F
501F
511F
521F
531F


〜Others〜
試作車
車内 12-001車内 12-002 ドア吊り革 車内案内表示運転台
扉開閉スイッチ品名:古電車
1・2次車
ドア
LED有り
3・4次車
ドア
LED有り
ドア
LED無し
ドア
LED有り
黄帯あり
ドア
LED無し
黄帯あり
ドア
LCD(改造)あり
黄帯あり
貫通扉
車内 車内
袖仕切り交換後
座  席 座席袖仕切り 座席袖仕切り
交換後
扉上案内表示 扉上案内表示
LCD改造後
運転台
共通
台車車外スピーカー 転落防止幌パンタグラフ


〜行先表示〜
3色LED
春日方面六本木経由 光が丘行大門方面両国方面
飯田橋方面
フルカラーLED
六本木方面大門方面


〜車両の音〜
・12-000形(3次車〜)走行音

【大江戸線】牛込神楽坂→牛込柳町

初期の日立IGBTなのですが、リニアモーター地下鉄故に最初の転調の後に野太い音が聞こえるのが大きな特徴。車両の音も大きい上に後期開業の地下鉄故に線形で無理をしているので全体的に走行音は喧しくなってしまいます。



〜映像〜

・12-000形031編成春日発車(youtube)

都営大江戸線の12-000形1次車。白い車体なので一般の方でも違いに気がつくかもしれません。他の12-000形とは全く音が異なっており、なんとも形容しがたい音になっています(バイクみたいな音とでも言えばいいのだろうか・・)


・12-000形3次車以降大門発車(youtube)

リニアモーター地下鉄故、少々変わった音がしますが、2次車までの車両(つまり白い車体の車両)が非常に派手な音を立てているのと比べたら多少おとなしい音だと言えそうです。


・12-000形1・2次車ドア開閉(youtube)

都営大江戸線の12-000形は、小さな車体故扉の上半分ほどが車内側へ折れ曲がっているのが特徴。初期型であろうが後期形であろうが別に違いは無い(はず・・・)のですが、せっかく初期型に乗れたので。



〜風景・並び〜
西   馬   込
西馬込

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